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内容説明
華海(はなみ)は簡単に涙をながし、「哲生(てつお)君が彼氏だったらよかった」と哲生に言った。 晶(あきら)は決して泣くことはなく、「じゃあ、またね」いつもそう言って、哲生を見送った。 孤独に満ちた哲生を愛した晶と、そのやさしさに応えたかった哲生。それは永遠の片思いのような恋――。ふたりの長い夏の前日、終幕――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
35
「あやまらないで、言い訳しないで、あたしをみじめにしないで。お願い。あたし、勝手な男が好きなの。哲生、あんたは最後まで勝手な男でいなさい」2014/08/16
yoshida
35
完結しちゃった!結末は予想通り。。。ずっと華海が好きだった事に今さら気付いた哲生。華海と森を見守る事にする哲生。それは晶への裏切り。生真面目な哲生は晶に別れを告げる。晶は受け入れる。晶の想いに最期に気付く哲生。夏が過ぎていく。陳腐でも晶と連れ添うエンドも見てみたかった。2014/08/09
歩月るな
31
小さなけもののような哲生――。 認められたかったし、叱られたいし……叱られたいんだよなぁ、叱られたかったんだよなぁ、もう……馬鹿野郎なんだから。ああ、カバー裏で向日葵がそよいでいるのが切ない。一心不乱にお掃除する晶さんがかわいすぎてもう。何とも言えない多大な影響をこの作品に受けてしまいました。この漫画が出る度毎が夏の節目のように感じました。出会えてよかったと思います。お疲れ様でした、ありがとうございました。新装版恋風で切なくなってきます。2014/08/19
たかはし
24
予想通りの結末。ある意味、晶は男性を駄目にさせてしまう女性である。面倒見が良く包容力もあり、愛情深い。居心地が良いから男性は甘えてしまう。晶と華海の間で揺れる哲夫だったけれど、最終的に晶とは会う口実が必要な時点で不安定な関係のままだった。思うに、華海への気持ちが本物でありながら、哲夫にとって晶は初めての女性であった為に特別視していたと思う。晶に対し"好きでいなければならない"という感情が在ったのではないか。そして晶は、別れを告げられても感情とは裏腹に、最後まで涙を見せず、切ないほどに強がりな女性だった。2014/08/07
まりもん
22
友人に借りて読了。ただただ晶さんが良い人過ぎた気がしてならない。2016/05/08