内容説明
雷鳴轟く夜の市中を駆けていた折、御庭番の藤森次郎は、全身から針金のような物を生やした謎の獣に遭遇した。追いかけようとした矢先、見知らぬ男と思いがけず衝突。彼の袂から落ちてきた紙には生首の絵が! 恐れをなして逃げ出した次郎は、翌日、田安家の若君より落雷の場所を突き止めろと命じられ――。田舎者忍者の活躍を飄々と描く大好評シリーズ第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mikipon
11
シリーズ3巻目。だんだんに大物が登場してきて、話も白熱?してきたような、そうでもないような・・・田舎者で、世間知らずではあるけど、次郎の考え方が素朴で地に足ついているようで、話が面白くなる。思わせぶりに登場している水無瀬がいまいちまだつかみどころが無いけど、これからどう活躍するのかなぁ?2014/11/06
ううち
11
忍者って実際には次郎くらいのレベルだったのではないのかしらん、と思ってしまうシリーズ。(特殊能力満載の忍者も勿論いたのでしょうが)次郎はなんだか身近に感じます。大物が出てきて面白くなってきました。次作が楽しみです。2014/11/03
ウォーカージョン
5
いい具合のドタバタ加減。話が盛り上がってきたところで続編なしか。がっかり。2019/02/18
mido215
4
いく先々で騒動を巻き起こす。水無瀬の正体やら、白河に無事に帰れるのか?まだ話は続いていく様子。2015/03/01
栄吉
1
★★★☆☆ シリーズ3作目。少しは忍者の自覚が出てきた?2015/12/29