内容説明
明治・大正・昭和初期の広島について語った本は極めて少ない。本書は、原爆投下前の広島がどんな姿であったのか、大正時代のモダンな広島の姿を、散歩しながら現地で確かめられる文庫サイズのビジュアル歴史解説本。
目次
広島の歴史
広島城
原爆ドーム・相生橋
平和記念公園・元安橋
紙屋町・八丁堀
広島駅・縮景園
鯉城通り・加古町
比治山
広島港・七つの川
厳島(宮島)
呉・江田島
郡山城跡・三段峡
尾道・福山・鞆の浦
三次・帝釈峡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
30
広島県在住の私には、やはり郷土愛がある。この本を眺めていると何故か生まれる前の景色まで懐かしい(見た事ないのに)。現在の街の写真があるのも嬉しい。広島市が大好きなので遊びに行きたくなる。本の半分以上は広島市内だが、呉や毛利元就の故郷や備後地区も載っている。市内はどうしても被爆前後の比較が多い。県民でも行った事がない場所もあるので行きたくなる。欲を言えば三原や竹原も見たかった。広島の歴史もざっくり説明されていて、平清盛に毛利元就一族、広島藩主浅野家の事もわかるが、誤記もちょくちょくあるのが球に傷。2014/09/21
Aby
4
昔の写真や地図を見るのが好きなので.軍都ゆえの画像修正が施された写真や白いままの地図も少々.文章も豆知識が豊富なので,読み物としても楽しめた.呉の「アレイからすこじま」って何だろうと以前より不思議に思っていたが「烏小島」だったんだ.2015/03/25
たけぽん
4
写真や地図での今昔比較以外にも余談雑学的なコメントも多くそういう点でも読める。観光ガイドブックというわけではないので、多くの物件が地図を交えて紹介されていても検索性は重視されない編集方針のようだ。2014/08/09