内容説明
アメリカから、変革の波が広がる。
アメリカ人の意識が、大きく変わり始めた。
抜群においしくなったコーヒー、「買うな」とうたう企業広告、地元生産を貫くブランド、再燃するレコード熱……
サブプライム金融危機を受け、新たなる「ヒップスター」たちが衣食住の各所で変革の波となり、大企業主導の社会の中で独立した場所を広げている。
私たちは無力ではない。
ニューヨークに住みアメリカ文化を追い続けてきたライターが、現地で進化する「生き方の革命」をレポートする。
「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第11弾。画期的なブックデザインはグルーヴィジョンズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tαkαo Sαito
68
198冊目!200冊のマイルストーンまであと2冊。物事には必ずカウンターがあるということでしょうか。何かが流行ればその反対を好む人が必ずいます。最近では例えばスタバで豆を買うより手間とお金がかかってもチェーン店ではないカフェでその豆を買うことで味以外にもどのような良い面があるのか「自分なりのストーリー」を人々が本格的に意識するようになってきたなかなと、自分も含めて。先日清澄白河のブルーボトルコーヒーに行ってきましたが是非一度足を運んでみてください。この本の言いたいことが分かる気がしました。2015/09/19
アナクマ
35
ヒップな衣食の消費例。そして「場所を作る発信」は誰でもできる。「今や時代をリードするヒップスター世代は、テクノロジーを自由に操り、より現実的で実践しやすい新しい戦い方をしながら、環境主義vs消費主義という明確な対立構造から離れた、よりバランスのとれた社会のあり方を模索している」サブプライム前後で画す、2014年の本。◉(p.175)すでに日本の文化のそこここでも起きています。その地域の旬の食べ物を食べること。自分の周りで作られたものを支援すること、自分の手の届く範囲から何かを変えようとすること。→2021/10/31
おさむ
27
サブプライム危機をきっかけに、米国で広がる、コミュニティ重視の地産地消的なムーブメントの紹介本。サードウェーブコーヒー位しか知りませんでした。まだ大企業中心の消費至上社会、米国で今後どれだけ存在感が高まるのか楽しみ。同様の動きは日本にあるわけで、日本にいるならば、そちらを志向するべきでしょうね。2015/10/05
イチイ
20
リーマンショック以降、オバマ政権化の2014年のアメリカで起きていた、アメリカやローカル、または大量消費から手作りの温かみのあるものへの回帰の動きについての報告書。その後のトランプ政権の誕生を踏まえると、こうしたヒップなひとたちの動きは、より大きなローカルへの回帰のひとつの側面に過ぎなかったのだろうと感じる。差別や分断を煽る言説からすると、表層的には本書で描かれる現象とは一見まったく異なるものに見えるが。本書で描かれた内容だけでは難しいが、より大きな対立構造を意識して読むと面白いかもしれない。2020/06/17
だーぼう
20
健康志向や地域再生にミニマリズム。「点」がアメリカでも生まれていた。読み終わったら「線」になった。ブログに感想を書きました。2020/02/03
-
- 電子書籍
- 農学基礎シリーズ 作物学の基礎Ⅱ資源作…
-
- 電子書籍
- 拾われた1ペニーの花嫁【分冊】 5巻 …
-
- 電子書籍
- 森咲智美が水着でお酒 ヤンマガデジタル…
-
- 電子書籍
- エラスムス=トマス・モア往復書簡 岩波…
-
- 電子書籍
- シンプルな暮らしの教科書 《食べること…