内容説明
足利義輝により「天政奉還」が宣言され、天下創世、乱世の幕が開けた――。
各地の武将たちが天下を取らんと決起するなか奥州筆頭・伊達政宗も自らを「竜王」と名乗り天下統一の決意をする。彼の腹心・片倉小十郎は、主の野望に不安を抱きつつも、彼を支える覚悟を決めた。
一方、同じく天下を目指す織田信長により政宗討伐を命じられた柴田勝家が、政宗の前に現れる。すべてに絶望し生気のない勝家を見た政宗は、かつての自分の姿を重ね、彼を導かんと捕虜として城へと連れ帰るのだが……。 ファン待望の『戦国BASARA4』ノベライズ第1弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白火
3
竜王の名乗りに対する何とも言えない違和感を感じつつ最後まで読み切り、あ、竜王ってそういう意図ですか…と取り敢えず理解。しかし字面の違和感は何時拭えるのか(いや悪いわけじゃないけどやっぱ政宗は筆頭って名乗ってる方の印象が超強い)。勝家は、純粋によかったねって気分。あと幸村の様子に思いっきり困惑してる政宗に笑ってしまったwwでもやっぱこの二人はデスヨネーっていう感じが…やり合ってる時が一番楽しそう。それにしてもやっぱり光秀あの人超怖い。…ところで、4は~3とは完全にパラレルワールドって感じの扱いでいいのかね?2014/08/05
草もち
3
ゲームが描写少なすぎなのもありますがゲームの補完にはもってこいではないのか2014/07/11
セイ
2
BASARAに限らず、これまで読んできたノベライズ作品で一番の出来。まさかあのゲームをここまできちんと「物語」に昇華できるとは思ってもみなかった。人気キャラを適度にまんべんなく出しつつ、物語の核はぶれずに話をすすめる。さすが高瀬先生! さすが電撃文庫! 続刊がでるようで楽しみ。2014/12/03
たむ
2
ゲームの方がストーリーがあまりにも薄かったのですが、この本を読んで納得しました。 筆頭と勝家お互いにそんな風に思っていたのか~!とか何故筆頭があそこまで勝家に執着するのかや幼少期のことが細かく書かれていました。 これなら各キャラごとに本を出してほしいですね。 4を更に楽しむためにも。2014/08/17
春木
2
ゲームでの説明不足を上手く補って、政宗と勝家の話としてまとまっていたと思う。あと、いろんなキャラを少しでも出そうとしてくれてる感じが何とも。ちらっと匂わせて終わっている松永・風魔の章とか出ませんかね。2014/07/23