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内容説明
立ち向かうも背負いしも国家権力…。危機に瀕したダミアン処刑を、シャルルは次女マリー‐ジョセフの助言を手がかりに果す。だが、祖母マルトは処刑台に上ったマリーを、家紋の焼鏝で戒める。マリーを救ったシャルルは叫ぶ、「新しい時代は僕達のもの」──。2人のサンソンが、ついにベルサイユ宮廷へと近づいていく、新章「真紅のベルサイユ」編に突入──!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
49
サンソンの血をひくマリー、しょっちゅう最悪って、男装と言うより、もはやパンク少女。マリー恐いよ…(笑)2015/06/18
yoshida
48
欧州列強の力がぶつかり合う18世紀。シャルルは妹マリー・ジョセフの才能を確信し、ベルサイユ宮廷の処刑人への推挙を父バチストの友人グリファン元帥に依頼。グリファンの了承を得るが「最悪」な見返りを求められる。2年後、グリファンは戦争に敗れ処刑に。処刑人はマリー。「最悪」の恨みを返すためなぶりごろしに。処刑中にバチストがエゴで復活。グリファンを処刑する。祖母アンヌとバチストが去り、時代はシャルルとマリーへ!マリー・ジャンヌがシャルルを訪ね、シャルルは新しい世界を知る。しかし、グリファンはアウトだな。2014/09/04
辺辺
43
成程、処刑人になるには過酷な運命が待っていたのね。今回は主にこれまでの主人公の妹・マリーを焦点に当てて読む巻。認められる事と引き換えに権力者に身を任せなきゃならないマリーの心情を思うと後に彼の処刑という名の復讐にも頷ける。八つ裂きにしたい程の憎しみと男に対する嫌悪感が凄まじい。彼死後、部下たちの逆ギレにも真っ向から勝負を挑む。凄い娘さんだこと。女の子の可愛さもカッコ良さをいい塩梅で描いてる。それに対して、主人公・兄のほうが逆に肉欲に溺れてしまったようで、確かに彼女にとって「最悪」な展開。この先、どうなる?2016/02/09
wata
42
マリーがパンクにしか見えなくなってきた。今にもギター持って歌い出しそう(^^;9歳でパワハラに遭いその復讐には絶好のチャンス到来!シャルルの最後の展開は…急になんで!?2015/05/06
ちゃりんこママ
42
シャルルの妹、宮廷死刑執行人になったマリー・ジョセフ。幼くして怖ろしいほどの刑執行の才能に恵まれているが、女が「道具」か人形でしかない世界で、男達の残酷な仕打ちを受けながら伸し上がって行く様は痛々しい。この巻は男目線なら官能の極みかもしれない。自分の美学に溺れるグリファン元帥を、もっと惨く扱っても良さそうな気がする。作者も男性だから、恵まれた才能に溺れて驕慢にならないよう、祈るばかりだ。女性ファンの反感を買いそうなシャルルの変貌…魂胆があるんでしょうね?美形になった気はするが…??2014/06/26