内容説明
システム開発の現場で「プロジェクトマネジメント」が当たり前になった今でも、多くのプロジェクトが“デスマーチと化す状況は相変わらずです。
なぜ、プロジェクトはうまくいかないのでしょうか?
プロジェクトとは常に「固有」の取り組みであり、繰り返しがありません。
各プロジェクトに応じた成功の道筋を描かないと、プロジェクトマネジメントを機能させることはできないのです。
プロジェクト成功の道筋を描くことこそが「プロセスデザイン(プロセス設計)」です。
本書はプロセス設計の観点から「なぜ、プロジェクトマネジメントが機能しないのか」を明らかにします。失敗を未然に防ぐために必要となるプロセス設計の手法やツールも紹介し、経験の浅いプロマネが「いつ、何からどう手をつけたらいいのか」で悩まないように道筋を示しながらわかりやすく解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazuo_kashiwabara
1
自分のやっているマネジメントとギャップがあるので、記録。1.バッファ管理はせず、各自が毎日の予定を立てそれを必ず守る方針。約束は必ず守る。2.遅れそうならば、バッファを切り崩すのではなく、効率化か要求削減か納期調整をする。そのために困り事は、毎日打ち上げ。毎日、遅れ工数報告。下から顧客まで毎日報告。3.プロセス設計をする前に、まずやってみる。やったことのない活動は、計画できない。PDCAではなくDoCAP。4.全員に明確な役割を与えるのではなく、明確なタスクは割り当てないヘルプ要員(ジョーカー)を用意2016/07/25
ftoku
0
WBS、プロセスデザイン、バッファー管理など様々あるが、個人的には、要望に優先順位をつける「狩野モデル」という手法について知らなかったので、とくに勉強になった。2017/06/19
ひろま
0
著者の他の書籍と内容が被りますが、主張が一貫していて良いのかもしれない2019/02/27