内容説明
社会人一年目、ストラスブールで迎えたクリスマス。春希はようやく取り戻した大切な人にある贈り物をしようと考えていた。鞄に入れた小箱には、クリスマスプレゼント――と見せかけた指輪が入っていた。遅れて合流する雪菜とミサに出て一世一代の“プロポーズ”をしよう。そう考えた春希が、再び雪が舞い始めた空を見上げたところで―― 「春希…………っ」 その声は、聞こえてきた。 五年ぶりに聞く、ひどく懐かしい声。そしてその声はまた、春希を五年前の雪の季節へと戻してゆく――。 大人気タイトル「WHITEALBUM2」、丸戸史明完全監修の小説化第5弾。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
10
coda突入編。社会人になり出張先でかずさと出会った事によりまた物語が回りだ出す。何時もながらお互いにすれ違いが多く、春希達の行動や感情が読んでいるとキツイよな。さあ最後はどちらの√になるのかな?表紙の雪菜が凄く良い。2014/05/17
CCC
8
雪菜さんは成長した感じがある。それに比べ春希クンときたら……。どんなに決心をしても、あとちょっと、もうちょっと、今少しだけは……と延長を続け、決意をなし崩しにしてしまうあたり、深いところで信頼ならない人物である。悪人では無いんだけど質が悪い。かずささんにも問題はあると思ったが、こっちはキープがいない分だいぶマシに見える。それからピアノの演奏描写が色っぽくて良かった。2017/05/19
はす
5
今回は5年ぶりにかずさ春希と出会ったことで、雪菜を含めた3人とも自分や相手の心にひたすらナイフを突き刺し続けあうという読んでる側の胃に来る内容でとても良かったですね、はい。 たぶん次で終わると思うんですが、ハーレムEND以外だとスッキリ終われそうにないんですがががが。まあそんな落ちになるわけないと思うので、かずさが幸せになってくれる終わりであれば個人的にはうれしいです。2014/08/04
ツバサ
4
もう駄目だこの人たち… 春希の駄目な感じがたち悪い。2019/01/03
ロベリダ
2
最低で最高2024/02/27