内容説明
水中探査船沈没事件の手がかりを得たIHAのエディ・ワイルドは中国へと飛ぶ。
上海の実業家ユエンが、奪われた機密ファイルを所持しているという情報が寄せられたのだ。
一方、ニーナは『ヘルモクラテス』の原典をじかに調べる機会に恵まれる。そこで、ヘラクレスの墓の地図らしきものを見つけるが、敵の襲撃を受け、本の一部を奪われてしまう。
奪われたページを取り戻すため、ボツワナへと乗り込むが…。
上海、ボツワナ、ロンドン、スイス、バハマ、NYを舞台に、スピーディに展開する、ノンストップ・アクション!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
15
感想:★★★★ 下巻に入ってもスピード感は衰えず、一気に物語は進んで行きます。 早々に『あれ?』と思えるようなどんでん返しもアリです。 アクションシーンの連続でヘラクレスの墓探しはどうなっちゃったの?と心配になりますが(笑)古文書解読や仕掛けられたトラップをクリアしていくというお約束もキッチリあります。 ラストで一件落着のあと、エピローグ的な語りのみが残るのかと思っていたら、最後にガツンと一発やられます(笑) 非日常感を楽しめる満足度の高い作品でした。2018/04/04