内容説明
「心のタガを外せば、人生もっと愉しめる!」17歳でイタリアに渡り、極貧生活の末のシングルマザー選択、子連れ結婚、姑問題を切り抜けた、人気漫画家ヤマザキマリ。おしん的人生を歩んできたからこそ言える、人生の味わい、愉しみ、喜びとは。毎日に行き詰っている日本女性に、「心のタガの外し方」を語りおろしで捧げます。
目次
1章 自分の中の「マザー」を見つける(「夢中になれる仕事」にたどり着くために 「貧乏でも腹を括って漫画だけを描け!」ではなく… ほか)
2章 愛するほどに「愛」は満ちてくる(7匹を産んだメス猫に見た、女の本能 「米に一心不乱に文字を描く」こそ、男の本分 ほか)
3章 女こそ人生を「楽しむ」責任がある(元気に生き延びているのは、旦那のおかげ!? 安易に憧れるべからず。国際結婚のリアリティ ほか)
4章 人生の処方箋と「タガ」の外し方(「我慢の毒素」で自分を潰さない 日本の村八分問題!? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamaneko*
47
この人は、社会や世間、家族などの大枠から自分の立ち位置を割り出さない。自分を表現者としてリスペクトするのが基本。生きていく上で社会との折り合いをつけるのは必須だけど、自分がしっかりあるから、どんなに環境が変わろうが、柳のようにしなって適応していける。傍目には大変な生き方だけど、常にガンガン全力投球していてオリジナリティに富んでいる。ちょっと憧れます。2014/06/29
紅香
38
『他人の目があなたという人を決めるのではありませんから。あなたはあなたのものです!』苦難をひとつずつ乗り越え、生きてきた女性から出た本当の言葉は胸に沁みる。。お金が高いから価値があるとか、損だからやめておけとか、普通はそんなことしないとか。夢はあるのか。意志はあるのか。あなたの醸し出す一ミリもはみ出したらピリっとくる世界にもうウンザリしてる。笑えないでいる。転身したところで何も損なわない。頼れるのは自分だという意識。この二つを味方につければ大切なものを護れそうな気がする。今の私に勇気が沸く一冊でした。2015/06/07
suite
21
とても胸のすく思いですいすいと読んだ。あれこれと思い当たる節も多く、痛い思いもしつつ。もっとシンプルに考えて、のびのびと暮らせるのだよな。2016/09/21
るぅく
20
ゆるぎない自分、心の核をしっかりしていれば、どんな事が起こっても対応できるはず。と、言うヤマザキさん。彼女が過ごしてきた今までの事がその言葉を生み出してきているのがよくわかります。このヤマザキさんの人生論、ブレなくて、パワーがあります。同じ人生なんて歩めないけど、この力強さと考え方、参考にしたいです。2014/07/27
Kei
18
ああ、生きてるって素晴らしいな、と思えるような解答。最終的に人はひとりでなんとかしなければならない。ヘタな人生指南書よりおもしろいですッ。(笑)2014/09/12
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