文春文庫 長助の女房 - 御宿かわせみ傑作選４

著者名：平岩弓枝

文藝春秋（2014/04発売）

• ISBN：9784167900533
• NDC分類：913.6

内容説明

深川の長寿庵の主人で岡っ引を務めてきた長助が、お上から褒賞を受けた――。お祭り騒ぎのなかで事件が起きる表題作ほか、珠玉の８篇。「オール讀物」誌上で行われた「御宿かわせみ」200話記念読者アンケートで、堂々第５位に「長助の女房」が（ちなみに１位は「白萩屋敷の月」）。長助夫婦という渋い脇役が主人公となった作品がこれほど人気を呼ぶのも、このシリーズがいかに深く読者の心の中に根を張っているかの証では？　不朽の名作のベスト版、ついに完結！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[優希]

面白かったです。長助の家族を取り巻く物語が軸になっています。今も昔も問題はありますが、時間と共に解決していくのではないでしょうか。一緒に過ごす時間が大切で、それは家族でなくても同じだと思います。様々な騒動は起きますが、絆の大切さを教えてもらったように感じました。

2020/12/02

[あっちゃん]

傑作選ラスト、という事でシリーズの後半で子供達もしっかり(笑)やはり、かわせみは江戸バージョンが良かった(￣ー￣)

2025/11/10

[boo子]

傑作選は，カラーのページが数ページあって，ちょっと魅力

2014/05/19

[アニータ]

「大力お石」「代々木野の金魚祭り」「長助の女房」「十三歳の仲人」ほかいずれも傑作ぞろいだと思った。特に十三歳の仲人は涙してしまったぐらい。傑作選しか読んでいないため、お石が気働きのできる女中に成長した過程も知りたくなった。

2018/02/15

[ますみ]

傑作選第4巻。さすがに、名作ばかりが掲載されています。お石ちゃんにまつわるお話がまとまっていましたね。この物語に出てくる人々の優しさは、今の時代にも必要なものかもしれません。

2015/11/08