内容説明
江戸の大川端にある小さな旅籠「かわせみ」を舞台に繰り広げられる、大人気“人情捕物帳”。1973年に連載が開始されて以来、現在まで続く、総累計1000万部を超える国民的ベストセラーである。全34巻から選りすぐった7篇を、美しいカラー挿絵(画・蓬田やすひろ)とともに収録した、ファン必携のベスト版第1弾! シリーズを振り返った書き下ろしエッセイを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
54
面白かったです。人気シリーズ『御宿かわせみ』シリーズから選りすぐった7編の物語。人情捕物帖と謳っているだけあり、優しい眼差しを感じました。カラー口絵も美しかったです。傑作選ということなので、ここから世界へと入っていきたいと思います。2020/10/30
♪みどりpiyopiyo♪
44
大人気シリーズ『御宿かわせみ』の記念すべき第一話「初春の客」を読みました(一話だけ、30〜40頁)■「江戸の大川端にある小さな旅篭「かわせみ」を舞台に繰り広げられる"人情捕物帳"。宿の若き女主人るいの忍ぶ恋が胸を打つ」とか。■時代物は、その時 その土地 その社会をリアルに経験した人が居ないから、設定や人物(心理)描写の自由度が高いですね。執筆された70年代の価値観が色濃く盛り込まれ、これは人気が出るはずです☆ 現代人好みの「パラレルワールドtheお江戸」なエンタメ時代小説でした ( ' ᵕ ' ) (→続2020/05/19
kaoriction@本読み&感想 復活の途上
26
『御宿かわせみ』シリーズの1巻を読んでからもうじき一年が経つ。読んだ直後は「シリーズを読破する!」などと語っていたが、いかんせん、長い。書店や古本屋へ行く度にシリーズを買い揃えてみてはいるものの、横ヤリ読書なども多々あるために買って満足、揃えて眺めて満足、な状況。でも、最新シリーズの『新・御宿かわせみ』を早く読みたい…という贅沢な願望。そんな時に刊行された文庫版の傑作集。ありがたや〜、ありがたや。この傑作集全四巻を、合間読書をしながらも読破して、新シリーズに臨みたいと思う。気長に、ね。本作は懐かしく読了。2014/06/09
あっちゃん
17
このシリーズは昔揃えていたのだけど引っ越し続きで手放してしまったので傑作選だけ購入(笑)この一冊でお気に入りの話がいくつも入っていて懐かしい( ̄ー ̄)2025/08/19
to boy
17
長寿で有名な小説ですが、初めて読みました。いいですね、しっとりした雰囲気と短編集で気軽に読めるので人気があるのも頷けます。「傑作選2」も読みたいです。2014/06/17