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内容説明
鴨長明の思想が色濃くにじみ出た仏教説話集。不安定な心を安定させるために求めた境地は、方丈記の無常の世界観とともに現代人の生き方に大きな示唆を与えてくれる。現代語訳のほか解説・年表・索引を付載。
目次
発心集第6(証空、師の命に替る事 后宮の半者、一乗寺僧正の入滅を悲しむ事 堀河院蔵人所の衆、主上を慕ひ奉り、入海の事 ほか)
発心集第7(恵心僧都、空也上人に謁する事 同上人、衣を脱ぎ、松尾大明神に奉る事 中将雅通、法華経を持ち、往生の事 ほか)
発心集第8(時料上人隠徳の事 ある上人、名聞のために堂を建て、天狗になる事 仁和寺西尾の上人、我執に依って身を焼く事 ほか)
神宮文庫本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさしぶり
17
鴨長明が生きた時代、世が乱れ自然災害や大火のあったのを思うと今も似たようなものだ。念仏を聞き覚えて真似た鸚鵡の話と寺の不動尊が臨終の近い尼の所へ時々出向いて臨終正念を助ける話、継子の兄・実子の弟・母親が罪を逃れた話が印象に残ります。罪に慄き慎み深かった生活者が慢心を起こして罰を受ける話などは自戒的。(自分の行に執着して他の行を批判してはいけない。一本の花、一つの文、全て皆、西方極楽浄土に振り向けるならば、等しく往生のための行為となる。善は心に沿って進む。全ての行は誓願にかなっている)2020/04/16
maqiso
2
後の方は怪奇譚みたくなっている。恵心僧都母の話が痛切で良い。西尾の聖や橘の実の話は人間味があって面白い。出向する不動尊は信心とは関係ない部分で面白さが出てる。遁世に憧れながら数奇者が往生に近いと主張するのに迷いを感じる。2021/11/05
エビケン
1
『方丈記』著者 鴨長明による平安末期~鎌倉初期の厭離穢土欣求浄土の往生するための方法や往生できない理由を集めた1冊。現世を厭わなければならない社会状況、法華経・阿弥陀仏の存在の大きさが分かる1冊 最後の方にある天竺ではすでに仏法が滅びてしまっているような状態だが、日本は昔から神の御国でご加護が続き、また仏教の教えも広まり、仏法・王法ともあるという記述があり、そういった意識がずっと続いているし、この当時にもすでに確立していることを知りました。2022/03/21
荏苒 byn
1
短編読み物集だから、飽かず読めてしまう。蓮如や崇徳院や西行なども名前が出てくる。笛を吹く数寄モノの話209。 人間嫌い221。無常は、永遠113。上巻の方が、印象強い。2019/07/09
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