内容説明
愛犬ジュウベエの死をきっかけに、ひなは両親との別離を自覚する。三女の悲しみに直面した祐太、空、美羽を救ったのは、美羽の実母サーシャだった。小鳥遊家で一緒に暮らす事を提案している彼女に、祐太、空、美羽、そしてひなの出す答えとは。それを見守っているのは、祐理が残したうさぎのぬいぐるみだった――。大人気ドタバタアットホームラブコメ、奇跡の第15幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
39
この作品を読むと常に反省させられます。自分は祐太や三姉妹を支える周りの優しい人たちには遠く及ばないなぁ。といつも思う。 現実は小説のように上手くいかないなんてのも解るけど、この作品は、自分の家族がこうありたい。と思える理想なんだよね。明るく、優しく、強く、慈愛の心でお互いを大切に想う。 素敵だよね。うちもそんな家庭に出来るようにしたいです。うちな可愛い二人のお姫様がいるんだから。 蛇足ですが、作品に出てくるヒロインたち全員の恋心が報われることを願ってやまないです。みんないい子だもんね。2014/03/11
よっち
38
愛犬ジュウベエの死に直面し、両親の死を認識してしまったひな。その悲しみを抱えたままサーシャが来日して、同居するか否かの決断をすることになったお話。包容力のあるサーシャの存在はやはり大きくて、自分がどうすべきか悩んだ裕太でしたが、決断をしたのが空と美羽でした。どうするのが一番良かったのかということはとても難しくて、でも彼女たちの理由も分かる話で、このお話的に落ち着くべきところに落ち着いたのかなと。恋愛模様は裕太の後見人をきっぱり断った空と莱香の一騎打ちになりそうで、最終的な結論を出して終われるんでしょうか。2014/06/09
Yobata
27
愛犬ジュウベエとの別れをきっかけに両親の死を理解しふさぎ込んででしまうひな。なんとかしてやりたいもののどうしようも出来ない裕太たちに救いを手を差し伸べたのはかねてから同居の打診をしていたサーシャだった。サーシャによって悲しみが救われたひなを見て、今まで悩んできたサーシャとの同居の件にある答えを出すものの空と美羽は…。前回ジュウベエとの離別という精神的に重大な転換点を迎え、ひなが両親が帰ってこない理由を知ってしまい暗い雰囲気に陥ってしまう小鳥遊家。さらに美羽の実母サーシャとの同居の件も絡んで小鳥遊家の重大な2014/02/25
た〜
23
じゅうべぇの偉大さのお陰で叶うはずのないひなの望みがかなったのであった。最期のさらに後にまで、ひなのナイトだな。ひなを筆頭に、家族は順調に成長しているわけで、そして、決断は・・・一番無難なところに収まったかな2014/09/02
まりも
21
ジュウベエの死をきっかけに両親の死を理解したひな。そんな辛い状況の中サーシャが日本に帰ってきたおかげでその悲しさから立ち直ることが出来たひな。ひなが本当いい子過ぎて辛い。サーシャもそうだけどよし子叔母さんも大人としてすごく立派だよなぁ。大人だからこその包容力や優しさのこもった厳しさを持っているんだよね。大きい決断を乗り越えてホームドラマとしての区切りはついた所でしょうか。空ちゃんが本格参戦するっぽいし完結に向けてラブコメ方面をどうするのか楽しみ。2014/02/27
