内容説明
校則の守護神と呼ばれるカタブツ生徒会長・音川真一の前に現れた、クソ迷惑でウザい悪魔少女・マミラダ。彼女に無理矢理キスをされ、契約を結ばされてしまった真一は、とある能力を手に入れた。それは――。 「サタニックマイク! 相手を強制的にラップバトルに引きずり込んで、バトルの敗者を支配できる魔法だよ。よーよー!」 韻を踏んだフレーズで即興歌詞を紡ぐ真一の言葉が、強力な召喚魔法となって吹き荒れる。規律を守らず、真一に逆らっていた学院の問題児たちまでもが、ラップ魔法に打ちのめされて命令に従うのだった!! 「人前であんなに恥ずかしい歌を歌うなんて、人生の汚点だ…」「超かっこよかったよ! よーよー! さすが私の旦那様候補? 魔王の素質アリだね」 そしてはじまるマイクバトル、命を賭けたマジバトル、時にあの娘のハートにラブバトル。風紀を守る生徒会長はゲット快調!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
28
この作品を面白いと思ったマイメンたち、プチョヘンザー!個人的にこの作品を手に取った理由が設定などに加えて、ラップバトルをどうやって文章にするのかというところに興味を持ったからなわけですが、期待と不安が入り混じる中読んでみて、そのLylicに酔い痴れて、ドクドク流れる血潮に任せて、サクサク進んで即読了!ということで、まだ買ってない人には今すぐ風に任せて、書店へGO。チェケラー!2014/02/11
まりも
22
良作。メフィストフェレスの娘と契約してしまった主人公。ラップによる口撃で相手を攻撃するっていうのは面白い。キャラもそれぞれちゃんと動かせているしテンポも良かった。普段はエロいのに褒められたら照れて姿を隠すエメラダ可愛い。肝心のヒップホップ部分は非常に軽いがそれがこの物語の設定に生きていていい感じにラノベしていたんじゃないかと。ヒップホップを知らない人の方が楽しめるかもしれません。1冊の中でちゃんと纏めている所も良かった。2014/02/10
ドル箱
19
第20回電撃金賞感想。テーマは共音、根底は音韻学ですかね。作品としてはオリジナリティの勝利で、設定の発想が良いところをついている。プロットもなかなか良く出来ており(やってる事はコメディですが)キチンとした着地点に金賞としても頷けます。私自身、ヒップホップの知識はほぼ皆無ですが、音韻学の知識を知っていたので、わりかし読めました。中国の宋時代から様々な議論で催され、音学五書と成った音韻学。それがヒップホップでも使われているとは知らなかった。内容は阿呆臭いところもあるが、知識と素質はありそうなので2巻も読みます2014/10/12
Saiid al-Halawi
17
MCバトルを題材にした俺得ラノベ。さすがに活字だとビートアプローチが表現できないのでアニメ化してほしい2014/06/28
あなほりふくろう
15
なんかもう、自分には合わなかったとしか……2014/02/17