とこよかくりよ（２）

著者名：伊藤静【著】

講談社（2014/03発売）

• ISBN：9784063872774

内容説明

死者の遺した思いを飲み込み、回収するのが獏人である蓮（れん）の役目。だが、その負担は徐々に蓮の身体を蝕みつつあった。そしてある事件によって、蓮は獏人という仕事の本当の恐ろしさに直面する――。引きちぎられた絆、細切れにされた命、グロテスクな愛情、怨嗟に燃える魂……果たして蓮は、彷徨える魂を救えるのか否か。残心怪奇譚、ここに閉幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[烟々羅]

1,2巻まとめて読んだ。食えない話

2015/06/21

[まを]

え、あれ？終わり？後書きが…つらい…。なんかもっと長く続くかと思っていたから残念だなぁ。いつか、また読めるかな。

2014/01/26

[KUU]

ラストは打ち切りのせいなのか、オチの毛色がちょいと違ったなぁ。　しかし、面白い作品だったのにウケなかったかぁ。やはり地味さか。そこがいいのだと思うんだが、やはり霊能力者が悪霊とバトルしたりしないとダメなのか

2016/07/13

[JACK]

○ 事故物件の除霊を行う蓮は、非常に強い地縛霊たちとの接触で記憶の一部を少しずつ失ってしまった。死んだ妻の霊と一緒に暮らしてきた男。トラックにひき逃げされた母親。太平洋戦争の空襲を生き延びたのにリンチで殺された少年。死んだ母親の霊が作るご飯を食べているニートの息子。ひと癖もふた癖もある霊たちと向き合う蓮は心を蝕まれていく。なかなかキツイ物語でした。個人的な評価は今ひとつでしたが、嫌いじゃありません。最後は打ち切りだったらしく、作者のあとがきに無念さが出ています。続きが出たらまた読みたいです。

2014/07/07

[とき]

なんにも終わらずに終わってしまった、というか。ちょっと残念でした。

2014/02/11