内容説明
シングルマザーのソフィーは、物静かで魅力的な男ヘクトールとの運命的な出会いを契機に、突如国際的なマフィア抗争の渦中に放り込まれる――スウェーデン発のハイスピード・クライム・スリラー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
29
いきなりヒロインが逃走するシーンから始まって何だなんだ?と。ヒロインがもてもてでした。2019/07/31
はる
13
図書館本。長い物語を読みたい!と読み始めたのだから分厚く長大なのは仕方がないが、なんだこの終わり方!?と思ったら、3部作の1冊めらしい。金の亡者や悪徳警官や薬物依存、そして死体がたくさん出てきます。人事不省な人と行方知らずの人の消息を知りたかったら続きを読むしかないのか?(まだ本になってないけれど)もやもや。2016/09/29
Reiko
11
ゴッドファーザーばりのマフィア間の抗争。それに警察が絡んでドンパチやったりカーチェイスをやったり。ボリュームはあるが、はまって一気読みだった。ただ細切れに場面が変わっていくので読みにくさも。登場人物が皆曲者揃いだが、人物造詣が浅いような気も。ラーシュはただ気持ち悪いだけだし、エクトルにも主人公が惹かれる魅力が感じられず、普通の看護師がエクトルの魅力に抗いきれず巻き込まれて行く過程が不自然に感じた。魅力的なのはイェンスくらいかな。とは言うものの、今後が気になるので次も読みます。2014/02/22
神楽坂中の湯
6
脚本家の書いた小説らしく、一度流れができると全員が破滅に向かって突き進むような一方方向ストーリーが展開している。でも、そもそもシングルマザーできちんと仕事をしている女性があんなふわふわした恋愛らしき人間関係に最初からはまるでしょうか?そして警察の人間もあんなにも単純でしょうか?主要登場人物が薬やら武器の売人やらで、普通の人間が全く出てこない、絵に描いたノアール小説でミステリーではないです。2014/05/25
伊之助
6
北欧ものが読みたくなって、本屋さんで目に入ったこれをつい。 残酷な殺戮シーンが多いことには辟易するものの、そういうジャンルだと割り切ればまだよしともするが、読者として読後には是非ほしい感慨が薄いのはいただけない。何でかと考えるに、やはり感情移入してしまいそうな登場人物が描き出せなかったということかも。(同じようなジャンルとも言える「ミレニアム」が良かったのはそういうことだった。) ただ、薬物に依存するラーシュという人の執拗な人物・性格描写は圧巻ではあった。ホアキン・フェニックスの映画を見てるよう。2014/04/08