内容説明
「現代人は死を恐れすぎている」と語る、禅僧にして芥川賞作家・玄侑宗久と「ガンは闘おうとすると治らない」と語る、先端医療の第一人者である外科医・土橋重隆による、生と死をめぐる異色の対談が実現!
長年ガン患者の治療に携わってきた土橋氏の「患者さんの生き方・考え方が変わると末期ガンでも治ることがある」という言葉に、多くの檀家の死と向き合ってきた玄侑氏も大いに共感する。医と禅の第一人者が、常識のもろさ・危うさ、もっと自分らしく自由に生きる術について語り合う。
目次
第1章 排除するだけでは病気は治らない(患者さんの「過去の時間」に病気の原因は隠されている 末期ガンでもなぜか治癒するケースがある ほか)
第2章 死と闘わない生き方とは(病気を治す「薬師如来」と心身を癒す「阿弥陀如来」 死は無くなることではなく、どこかへ行くこと ほか)
第3章 ガンになる「性格」「生き方」がある(ガンは常識的で真面目に生きてきた人がなりやすい 左乳ガンと右乳ガンの患者は生き方・性格がまったく違う ほか)
第4章 医療の仕組みがこわれる時(医者は国が作った「山分けシステム」の一員 手術の達成感をはるかに超えた患者さんからの言葉 ほか)
第5章 「死後」と向き合う(患者さんが亡くなる時、何かが「抜ける」瞬間がある 日本人はじっと耐えて、最後にスーっと諦める ほか)
第6章 ガンは「概念」の病気(考えすぎで起こるガンは、現代人に特有の病 理性こそ生命の力を弱めてしまう元凶 ほか)
第7章 「不二」の思想と出会う(物事を2つに分け、片方を否定すると本質は見えなくなる 変化を怖れず、受け入れると、いま・ここが涅槃になる ほか)
感想・レビュー
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さっちも
しゅんぺい(笑)
telephone
雪柳
cocolate