内容説明
人気沸騰シリーズ第3弾 北欧ミステリの最高峰「ガラスの鍵」賞受賞! その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。だがスコットランド警察からはるばる特捜部Qへとその手紙が届いた時、捜査の歯車が動き出す。手紙の冒頭には悲痛な叫びが記されていたのだ。「助けて」いまひとつ乗り気でないカールをよそに、二人の助手アサドとローセは判読不明のメッセージに取り組む。やがておぼろげながら、恐るべき犯罪の存在が明らかに……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
143
「加害者側の宗教トラウマ」と「被害者側の宗教依存」の対比により『宗教と信仰への疑惑』をテーマにした誘拐殺人事件というプロットが生々しい印象です。犯人取り逃がしはお約束なのですが、上巻はここで終わるので、強い不安と緊張感を抱えたまま下巻へ!2026/07/25
ゆいまある
107
シリーズ3作目。前作よりも更に面白さアップ。長さも感じず一気に読める。特捜部Qのメンバーも、自宅同居人達も凄まじいことになっていて、キレ者の筈のカールが巻き込まれていくのが可笑しい。そのドタバタコメディぶりと対象的な陰惨な事件。宗教家の父が子供を虐待する場面で、自分の子供の頃父にされたことを思い出してムカムカする。父を倒しても気が晴れる訳でもないのに。自分の力ではどうにもできないこともあるもどかしさ。後半でどうケリをつけるのか。そしてカールとモーナはどうなる。そんなことよりアサドの正体は?下巻へ。2021/04/24
コットン
80
カールはアサドとユアサに振り回されながらもどんどん進んでいくあたりが気が抜けない面白さ2020/08/31
ひで📚🏈
70
特捜部Qメンバーの軽妙な会話と深刻な犯罪の内容のギャップがなんとも言えません…アサドのバックボーンはいつになったら明らかになるのか?等と考えつつ…下巻へ!2015/03/06
セウテス
68
特捜部Qシリーズ第3弾上巻。流れ着いたビンの中には、助けてとPから始まる名前以外はハッキリと読めない状態だった。前半特捜部は、この手紙の解読に動きだし、誘拐された兄弟が助けを求めた手紙と推測する。今回も捜査と交互に語られる物語が在るのだが、宗教に絡んだ犯人と犯人に繋がるる女性たちと複数の視点が描かれる。それは正に本シリーズの特徴であろう、ごった煮設定である。捜査のみならずカールの家庭やアサドの情報、カールたちを撃った事件は謎のまま今回の事件も進んで行く。拡げた数在る道が、どの様に集束するのか期待は膨らむ。2017/08/30
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