内容説明
ニューヨーク近郊の豪邸で家政婦として働くアニーは、ハンサムで紳士的な主、シンクレアにひそかに恋をしていた。屋根裏部屋で捜し物をしていたある日、豪華なドレスを見つけ、シンクレアに勧められるまま、それを身にまとうと、彼の目に欲望の炎がともった。「君がこれほど美しかったとは」アニーは生まれて初めて、めくるめく情熱を知った。けれどその直後、シンクレアのよそよそしい態度に気づいてアニーは落胆する――身分違いの恋が、実るはずはないのね。ところが、チャンスは思いがけない形でやってきた。シンクレアの花嫁候補の女性の代役で、急遽、アニーが舞踏会に出席することになったのだ!■斬新なプロットと、映画さながらの迫力ある描写で読者を魅了するジェニファー・ルイス。新3部作〈ドラモンド家の幸運の杯〉は、災いを消し去り幸運をもたらすという一族に伝わる伝説の杯を捜す大富豪3兄弟の恋物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キッチンタイマー
3
ヒロインの控えめさ、冷静さに好感。屋根裏でいわくのある古物を探していて発見したドレスを着たヒロインに魅了されあわただしい情事を交わしてしまった二人、ハウスキーパーのヒロインは長い間片思いだった雇い主との関係をアクシデントとして心の奥にしまいこもうとする。しかし思いは打ち消そうとしても匂うもの。ボトルに積めた告白がいい。2014/07/19
サティーシャ
1
ハウスキーパーのアニーと雇い主のシンクレア、シンデレラ物語だね。屋根裏部屋で見つけた年代物の豪華なドレスを見つけたときから始まった・・・ドラモント家の幸運の杯三部の12015/07/28
akiyuki_1717
1
あるがちなストーリーだけど、珍しくヒーローがチキンで、ヒロインが健気だけれど芯が通ってて好感が持てた。ただ、ヒロインの気持ちがほかの人には見え見えだったのか、ハウスキーパーのヒロインをヒーローの母や、友人がヒーローとくっつけようとするのが不思議だった。 2015/04/03