講談社文庫<br> 嶽神伝 無坂(下)

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講談社文庫
嶽神伝 無坂(下)

  • 著者名:長谷川卓【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 講談社(2014/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062776646

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内容説明

宿敵との斬り合い、山の掟を破った者たちに下される「死より厳しい処刑」、武田と上杉の血みどろの攻防。家族を信じ仲間を思う無坂は、姫との縁にも助けられ、山の知恵で困難を乗り越えていく。だが安息もつかの間、木暮の里に凶暴な一団が襲いかかる! 睡眠不足必至の会心作!<文庫書下ろし>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

66
山の者の知恵と行動力、そして掟。無坂のぶれのない信念がいい。二ツとの出会いがあり、この先絡んで来ると面白いだろうなぁ〜!それにしても、猿軍団との闘いは凄過ぎる‼︎2017/07/21

つねじろう

42
山の暮らしのように静かに物語は進行して行くが、動き出した流れは止まらない。己の信条と山の者の掟との狭間で苦悩しつつも自分の道を選ぶ無坂。窮地に立とうとも、何を大事にして生きるかを家族にも周囲にもハッキリ背中で見せる事の出来る男はかっこいい。里も山も騒がしくなってて来てスピードが上がると同時に狂気を纏う。闘う相手はそっちかと意外だったがその戦闘シーンは大迫力。で、思わせぶりに終了。当然のごとく続きがあるらしい。ほっとした、ここで終わって貰ったら困る。2014/01/16

としあきオルタ

39
山彦の無坂が甲斐の国を東奔西走駆け抜ける下巻。戦乱の世に巻き込まれた山の衆の運命。掟に背いた鳥谷衆との死闘。最終章の木暮衆を襲う脅威との衆を守る為の総力戦。山の者として、山の知恵や味方の助けを得て戦乱時代を生きていく。己を粗末に扱うのは今まで生きてきた己への裏切り。いつ死ぬかもしれぬからこその生きることに関する真理。己の惨さは言い訳が立つが他者の惨さは非道に見えて話せば分かるはずだという言葉にハッとさせられました。更に続きそうなのでまだまだ追い続けたいシリーズですε=ε=┏(・_・)┛2017/05/25

ベルるるる

38
「嶽神」に出てきた巣雲の弥蔵、「逆渡り」に出てきた月草、「血路」に出てきた二ツ・・・いろんな人が登場。どれも読み返したくなった^^ 今作のラストは、「血路」のラストシーンと同じ。あのラストの場面を無坂の視点で見る事になる。2016/07/13

はにこ

35
この時代がいかに生き残るのが難しいのかとよく伝わった。山の者同士の争いに、猿との戦い、そして戦国の世の中。生き残る為に村を襲ったのも、その者為を無惨に殺すのも、味方だったものが敵に回るのも何と厳しい世界なのか。手に汗にぎりながら読んだ。とても魅力的なシリーズなのだがどの順番で読めば良いのかイマイチ分かっていない。次はどれを読めば良いのだろう。2021/02/10

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