講談社文庫<br> 嶽神伝 無坂(上)

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講談社文庫
嶽神伝 無坂(上)

  • 著者名:長谷川卓【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 講談社(2014/12発売)
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  • ISBN:9784062776639

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内容説明

実父・信虎を追放した武田信玄が目論む諏訪攻略の前夜。山に暮らす木暮衆の無坂は、のちに勝頼の生母となる幼い姫の命を救う。血で血を洗う乱世の中、流浪を宿命とする山の民も否応なく政争に巻き込まれ、集落同士が生き残りをかけ死闘を繰り広げる。熱狂的ファンを生んだ『嶽神』が甦る!<文庫書下ろし>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

61
割と静かな展開だが、徐々にクライマックスに近づいている。これからどんな風に進んで行くのだろうか?ワクワクが強くなる。…猿が気になる…。2017/07/19

つねじろう

42
嶽神だ、と見つけて即購入。前とはスピード感もテンポも随分と違ったので戸惑ったが、直ぐに今度の主人公の無坂の誠実さと人間としての分厚さに魅了された。下界とは一線を画して暮している山の者も戦乱の波に少しずつ呑み込まれ、無視できない状況に追い込まれる。どうする無坂。「取るに足らないものなど、この世にはない。一本の木にも草にも命は流れている。」「俺もそのうち誰かに迷惑を掛けることになる。それで帳消しだ。順繰りに迷惑を掛けてゆけばよいではないか。」どう、好い男でしょ?ブレない理由が垣間見える。下巻の展開が楽しみ。2014/01/11

としあきオルタ

31
山の者のカリスマ嶽神が帰ってきた!そのシリーズの上巻。本作の主人公は甲斐国の山中に暮らす木暮衆の無坂。山道に詳しく出掛けても日を置かずして戻る仕事《山彦渡り》を請け負う為、山彦の無坂と呼ばれている。嶽神は一人渡りの多十が主人公だったので触れられなかった山の衆の暮らしがよく分かる。山の者にとって一番大切な力、それは山を駆ける力。言うなれば戦国のトレイルランニング。上巻は下巻でのクライマックスに向けての物語の導入なので下巻まて一気に駆け抜けたいシリーズですε=ε=┏(・_・)┛2017/05/24

はにこ

30
山の者、木暮衆の無坂が主人公の物語。無坂を懇意にしていた諏訪家の滅亡。揺れ動く戦国時代と山の者同士の戦いも起こりそう。下巻へ。2021/02/09

ベルるるる

27
「嶽神」は、滅亡する武田家、身内や家来に裏切られ死にゆく武田勝頼から幼い息子を託される男の物語だった。今回は、無坂という山の者が、小夜姫という少女を助けて物語が始まっていく。小夜姫は、のちの諏訪御料人、つまり、勝頼の母親。 引き込まれて読んだ。2016/07/11

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