内容説明
地方書店発ベストセラー、遂に電子化!
「限界集落」、「市町村合併」、「食糧危機」、「ワーキングプア」、「格差社会」などなど日本に山積する様々な問題を一掃する、前代未聞! 逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント!!
起業のためにIT企業を辞めた多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになる。現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが……。
ルールは変わった!
老人、フリーター、ホステスに犯罪者? かつての負け組たちが立ち上がる!!ベストセラー『万寿子さんの庭』の黒野伸一が、真正面からエンタテインメントに挑んだ最高傑作! 地方書店発のベストセラー待望の文庫版を電子化!!新しい公共がここにある!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mapion
272
止(トドメ)の集落に、コンサルタント業務に精通した企業を考えている男がやってくる。住民と過ごすうち、集落の農業をまるごと株式会社化しようと考える。住民からの反対もあるが力強い説得で株式会社を立ち上げ社長となる。作物のブランド化、販路の開拓、広報活動などやる事はいっぱい。ときに対立する副社長の農家の娘とやり合ううち、彼の考え方も変わってくる。会社は順調に推移するが大きな危機がやってきて、どうやって凌ぐのか。住民の前向きな姿勢が見れて気持ちがいい。ユーモアあり緊張感もあり、楽しく読み終える。2025/07/22
takaC
232
「限界」という単語がイメージ悪い。2018/05/10
抹茶モナカ
230
限界集落を農業の株式会社にして、再興を目指すエンターテイメント作品。サクサク読めて、元気が出る。池井戸潤さんの作品に似た感触。あまり期待せずに読んだら、アタリくじだったので、個人的に嬉しかった。元気になる本を読みたい時に、どうぞ。2014/12/28
あすなろ@no book, no life.
228
表紙の絵と印象を違えて、以外に地に足つけている作品という印象を受けた。つまり、期待以上に好印象。読メで気になっていた作品でもある。限界集落と言われる過疎と現代農業と引きこもり等の若者に一家言ある作品。但し、作中に農協の妨害を受ける箇所があるが、実際にはもっと妨害を受けるのではないか?誤解恐れすに言えば。以前、立花隆氏等の農協のルポを読んだが、もっと大きな組織だという印象を持っている。しかし、なかなか興味惹かれ続けた作品。続編やその他の作品も読んでみたい。2015/01/14
た〜
190
【ストーリー重視型】出来過ぎだ!だけどそれでいいじゃないか。2014/01/13




