内容説明
この星にはちょっとした秘密がある。《ミラー》と呼ばれる、僕たちが生きている星とは少し違う世界で、僕たちは《マスクド》という能力者として、怪物たちと戦っている。そして僕はここしばらく、大型の怪物にたった一人きりで挑み続ける“フードファイター”と呼ばれる《マスクド》の存在が少し気になっている。そんなある日、彼女の正体が、いつも無愛想なクラスメイトの少女・七曲ナナミだと知ってしまい……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
12
個人的にはあまり面白くなかった。ヒロインはまだ良かったが、主人公の性格が好きになれなかった。読んでいたらアクセルワールドの加速世界のイメージが頭に浮かんできた。ドラグリミット・ファンタジアもそうだが帯のキャッチコピーがなんか違うような感じがして仕方が無い。2013/10/03
瀧ながれ
9
不機嫌な表情で、どうでもいいような言動ばかりしていたヒロインが、中盤で本音を叫んだので、途端にかわいくなりました(笑)。『ドラグリミット・ファンタジア』よりこちらのほうが、バトルに迫力があって、テンポがよくて、おもしろかったです。ナナミちゃんのフードがかわいいなあ。少なくとも、目玉がぶら下がった犬よりいい。2013/10/19
まりも
9
これも微妙だなぁ。世界観は凄くよくできていると思うがキャラがなんか味気ない。キャラが薄いせいで物語中で何をやってもそこまで印象に残らない薄っぺらい作品になってしまったかなといった感じですね。富士見の新作もそうなんですがヒロインはまだマシだけど主人公が嫌いだった。また帯のキャッチコピーがなんか違うのも同じです。1巻だからとはいえもっと肉付けをしっかりした物語に仕上げてくれないと次巻を買う気にもなれんなぁ2013/10/05
METHIE
7
この作者の作品はあまり知らないが、これぐらい軽いほうが読みやすいのかも。2013/10/16
1_k
7
やはりりネームバリューの割には不思議と面白くない。道具立ては面白くなりそうなのに、料理の仕方、展開構成が妙に垢抜けなくて失速してしまっている。それからラスト、わざわざ最後まで引張っておいて、全部主人公の勘違いでした、苦労した割には何も分かりませんでした、というのはおもいっきり拍子抜けした。これはちょっといかがなものかと思うのだが。バッドエンドではなく主人公側の大勝利で終わっているのだから、きちんとカタルシスがほしい。設定・舞台・キャラはそのままにオーソドックスな調理方法にすれば良作になったのにもったいない2013/10/07