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内容説明
新しい知識を習得するのは楽しい。身につけた知を縦横無尽に駆使すれば、仕事のアイデアもわき、雑談力もコミュニケーション力もアップする。ただし知の獲得にはコツがある。「リスト化」「記号化」「年表化」の三大技法を使い倒すことだ――。文藝評論家で留学経験があり、歴史やクラシック音楽、演劇にも異様に詳しい著者が、脳の許容量いっぱいに知識を詰め込めるテクニックを披露。“コヤノ式”であなたも博覧強記になれる!
目次
第1章 私の知的生活の系譜(タバコは吸うが酒は呑まない 文庫の濫読ばかりの学生時代 ほか)
第2章 知を体系化するデータベース作成法(各作家の「著作年譜」をつくるとよし 読書ノートのつくり方 ほか)
第3章 ネット時代だからこその検索法(品切れ本、入手困難な本の探し方 参考にした書誌をまとめる基本ルール ほか)
第4章 古典をどこまでどう読むか(そもそも学問に古典はあるのか 「法学」は普遍的な真理を求める学問ではない ほか)
第5章 バカのための英語術(英語の才がない私だから言えること 落ちこぼれが英文科に行くと直面する現実 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
災害大嫌い美少女・寺
43
昨日のニュースで小谷野敦の芥川賞落選を知った。ファンなので残念でならない。この本は著者の勉強記とお勧めの勉強のしかたが書いてある。私も著者同様、小さい頃は漫画を描き、長じては本のリストを作るのが好きだった。読むよりも書くのが好きというのは何となくわかる。かつて心酔していた人に今はさほどでもない心理も共感。私も若い頃、岸田秀や中沢新一とかにチャレンジしたなぁ…(岸田秀は面白かったが、中沢新一はどこが面白いのかいまだによくわからない)。芥川賞受賞作は読みたくないが、小谷野敦の本はもっと読みたい。2015/01/16
harass
26
他の人のレビューを先に読んでいささかの不安があったのはわかっていたが、この題名が中身と合っていない。だがこの著者のファンであれば十分に楽しめる。読書歴勉強歴を中心に語る緩いエッセイ。数多くの学者作家の『裸の王様』たちを指摘していて、自分には思い当たる節がいくつもあった。思うに呉智英の『読書家の新技術』の最新版だと考えていい。『どの学科であれ、日本中の中学や高校の教師が優秀であれば、かなりのことができる。だが現実にはそうではない。このことは、言うと世間が青ざめるからみな言わないのである』2014/09/17
カッパ
23
1番心に残ったのは酒好きで大成しない学者というのは多い。という言葉である。この小谷野先生はなんだかんだと言っても東京大学卒で大学院まで出ている。私とはかけ離れてるように私は感じます。とはいえ、わりと引きこもりがちだったりする。そこは好感度が高い。初めて感想を書いたが、読書メーターを始める前に読んだ気がする。2017/11/04
naobana2
22
【図書館】勉強法は全くなく、著者の読書遍歴がわかる。古典を読みたい方は参考にされたらいいかと。読書メーターのレビューはよいとすすめられてました。お酒は勉強の邪魔になるそうです(笑)2016/08/12
ユウキ
20
めちゃくちゃ面白い。タイトルとの齟齬は気になりながらもずんずん読みすすめ止まらなくなってしまった。著名な本や作家をバッタバッタと切り捨ててかなり爽快である。そして徹底的な読書が著者を作ったことは明確に伝わってきた。●タイトルについて。「勉強法というよりは読書遍歴」というのは適切な感想です。でも本を読む以外にどんな勉強法があるんです?つまり読んで読んで読みまくる。それ以外にねえんだよ、というのが著者の主張点だと思います(語学に関しては別途章立てがある)。 2018/03/12
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