内容説明
“何か”があなたを待っている。
“誰か”があなたを待っている。
ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクル。彼は強制収容所という過酷な状況に置かれた人間の様子を克明に記録し、「人間とは何か」という普遍の問いにひとつの答えを見出そうとした。人は、何に絶望し希望するか。時として容赦なく突きつけられる“運命”との向き合い方を探る。姜尚中氏の特別寄稿も新たに収載!
目次
はじめに 「生きる意味」を求めて
第1章 絶望の中で見つけた希望(『夜と霧』とは 亡命のチャンスを捨てて収容所へ ほか)
第2章 どんな人生にも意味がある(「何か」があなたを待っている 収容所体験の意味 ほか)
第3章 運命と向き合って生きる(自分の仕事をまっとうする―創造価値 愛は生きる力を与える―体験価値 ほか)
第4章 苦悩の先にこそ光がある(苦悩は人間の「能力」の一つである 「苦悩を感じない」という苦悩 ほか)