幻冬舎文庫<br> カミーノ! 女ひとりスペイン巡礼、900キロ徒歩の旅

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幻冬舎文庫
カミーノ! 女ひとりスペイン巡礼、900キロ徒歩の旅

  • 著者名:森知子【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 幻冬舎(2013/07発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344420519

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内容説明

9年連れ添った年下のイギリス夫から、突然離婚を迫られ、傷心と勢いで旅立ったスペイン。目指すは聖地・サンティアゴ。失業中のバックパッカーから巡礼オタク、果ては白馬連れの女子まで、国籍も目的も多種多様な旅人達と、ビール&トルティーリャをお供に歩いた44日間。男がなくても、旅がある! 傷心を吹き飛ばす、スペイン横断巡礼エッセイ。

目次

まえがき カミーノへの道
第1章 旅立ち(スペインへ!)
第2章 ピレネー山脈を越えて(迷いながら!)
第3章 乾燥大地・メセタを歩く(ワインを飲みながら!)
第4章 ゴール目前、ガリシア州へ(三歩進んで二歩さがりながら!)
第5章 海へ向かって(もうふり返らない!)
あとがき 離婚カミーノを終えて(まだ届け出してないけど)
2年半後のあとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

209
カミーノはサンチアゴ巡礼の道のこと。ゴールはスペイン、ガリシア地方にある大聖地サンチアゴ・デ・コンポステラ。出発地はさまざまで、中にはローマから延々3000kmを歩く強者も。そう。原則はこの巡礼路をあくまでも歩き通すのだ。著者が選んだのはフランス・ピレネーの町サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからの810km(+カミーノ・デ・フィステーラ90km)。私も行けるものなら是非とも行ってみたい、憧れの巡礼路だ。本書の難点は軽すぎること。ただし、それはある意味では本書の長所でもあるのだが。⇒ 2015/05/22

ゆいまある

77
ライタートモコはある日、職を失い最愛の夫に捨てられる。失意の中スペインにカミーノ巡礼の旅に出て、旅先からネットで記事を上げるという仕事を始める。物価の高いヨーロッパにあっても、巡礼者は安い宿に泊まり格安旅行ができるのである。かくして歩いた900キロ。夫を忘れる為に泣き、虫に刺されまくり、5キロ痩せ、世界中から様々な理由でカミーノに辿り着いた一生の友を得る。空元気と疲労の中で書かれたものなのでこなれてるとは言えないが、健康的な立ち直り方。続編とも言えそうな「バツイチおへんろ」が絶版なのが悔しい。2019/08/04

ジュール リブレ

57
スペイン、サンチャゴ・デ・コンポステーラ。欧州のお遍路さん。ホタテ貝をつけた杖を持って、フランスからピレネー山脈を越えてイベリア半島を横断、大西洋にまで至る900キロの旅物語。弱っていた心が、自然と人とのふれあいで癒されていき、磨かれていく。この過程そのものが宗教、なのかもしれないね。朝から飲んだくれたり、xxxxと叫んだり、と、ぜんぜん威張れるものではないですが、それも人生。転んでも起き上がり、前を向いて歩きたいものです。2020/03/16

みっこ

55
スペイン•サンティアゴを目指して徒歩で巡礼するカミーノ。日本でいうお遍路さんですね。実は今年友人が挑戦し、現地から葉書をくれました。(行きたいとは言ってたけど、本当に行くとは!)彼女の達成記念に合わせて読了。著者は離婚での傷心を癒すためカミーノへ。元夫に悪態尽きまくってて笑えます(笑)世界各国から様々な理由で巡礼しにくる人たち。それぞれマイペースを保ちながら時には一緒に歩いたり、お酒を飲んだり。その交流が楽しそうで羨ましい!無理なく自由に歩ける感じがいいな。クリスチャンではないけど、経験してみたいです。2016/12/22

ごま

35
旅に出ることになった経緯や、実際に旅の途中で出会った巡礼者たちとの会話などとても面白いのですが文章が常にハイテンションすぎて読んでいて疲れました。妙齢の女性がファッキン、ファッキン連発してるのもちょっとどうなのかなぁ、と・・。昔住んでいた家がEl Caminoという通りにあり、カミーノってなんだろう?と思っていたこともあり手にとったのですが、caminoはスペイン語で「道」なのですね。足にマメを作りながらも44日間で900kmを歩いた作者の森さん、すごいです。2013/07/28

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