マラカナンの悲劇―世界サッカー史上最大の敗北―

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マラカナンの悲劇―世界サッカー史上最大の敗北―

  • 著者名:沢田啓明【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 新潮社(2014/11発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103356318

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内容説明

1950年ブラジルW杯最終戦、まさかの逆転負けで全国民が沈黙した悲劇を完全再現。1000点の資料と10年に及ぶ取材が浮かび上がらせた真実とは? 南米サッカーの発展から、選手達のその後の哀しき人生までを書き尽した、渾身の大河ノンフィクション。人々を熱狂させるサッカーは、しかし一方で、かくも残酷なのか……。※単行本に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yyrn

21
久しぶりに読んだサッカー本。とても面白かった。海外サッカーを追いかけている人なら読んで損はない(と思う)。70年も前の出来事ながら今につながる南米サッカーの系譜が臨場感をもって感じられる(ハズだ)▼当時サッカーは断然ヨーロッパ勢が強かったが、第二次大戦で疲弊した欧州ではとてもW杯開催などできず、1950年の開催はブラジルに決まったが、開催までの期間とブラジルサッカーが台頭する時期がシンクロして国民の期待が異常に高まり、大会でも勝ち進むセレソンの快進撃に優勝以外考えられなくなっていた大声援を送る国民の前で⇒2021/03/11

黒猫

13
マラカナッソ。1950年ブラジルマラカナンスタジアムで、ウルグアイがブラジルを破り、自殺者までだした伝説の試合。ウルグアイ代表大ファンの私は読まずにいられなかった。まず、ウルグアイ代表キャプテンのバレラ無くして、マラカナッソは無かったと言って良い。勝ったつもりでいるブラジルを観察し、カウンターを仕掛ける。そのサッカーは今のウルグアイと何ら代わりがないウルグアイサッカーの哲学。試合前の伝説の言葉「観衆が何十万いようと彼らがプレーするわけじゃない!ピッチの上では11対11だ!」。バレラ主将かっこよすぎ。2016/08/29

ジュンジュン

3
マラカナンの悲劇(ブラジル版ドーハの悲劇)へと収斂していくブラジルとウルグアイのサッカーの歴史。14年W杯の関連本だが、たった1試合のことで単行本(300p)がでるなんて…ワールドカップ恐るべし。2018/06/27

きくまる

2
サッカーのトリビアを求めて読む。前半は南米のサッカーの歴史。植民地の支配者による上流階級のスポーツから、下層階級であってものし上がれるスポーツへ。ブラジルもウルグアイも人々の誇り高く、自分たちで独立を勝ち取ったという矜持が感じられる。最後の試合まで、一気に読ませる。本当にショックによる心臓発作で人が死ぬんだと、驚き。ブラジル人の盛り上がり方は凄まじいが、敗戦後の態度は美しい。カリスマ的強いリーダーがまぶしい。そんなリーダーがあり得た時代だったんだな。マラカナンの悲劇は…今回再燃しちゃったのかしらん。2014/08/16

Mimuchi

2
南米のサッカーとブラジルサッカーの歴史を知るのには良い本。面白く読めました。2014/05/23

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