内容説明
勤めていた会社を特に惜しまれることなく辞めた3日後、日本を脱出! が、パキスタンの両替所でマジックの如く札束を消され、南米エクアドルでは偽の赤道を跨がされる。アフリカの山中で交通事故に遭い、アマゾン川の船中では寝場所さえ奪われて……。なぜか次第にクセになる完全アウェイの一人旅。ときどき笑えて、たびたび呆れる旅エッセイ。
目次
アジアの逆風―タイ
オッパイ族の謎―ラオス
団体ツアーとかに参加したくない件―中国
傾斜角四五度の攻防―中国
風の谷のマリファナ―パキスタン
アフガンマジック―パキスタン
真の友情―トルコ
テロの波紋―ルーマニア
なぜに私がラマダンなのだ―チュニジア
キッチン大使館―スペイン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mr.lupin
35
とても読みやすくてまったりと読み終えました。世界一周の旅、憧れます。語り口が面白く興味深く世界一周ができた気分です。色んなバックパッカーがいるもんですね。勉強になりました(笑) ☆☆☆☆★2015/05/25
これでいいのだ@ヘタレ女王
26
色んな冒険、探検家の 本を読んでいるが 著者ほど苦労話を 面白可笑しく サラーっと書く人は初めてかもしれない。2年半にも及ぶバックパッカー生活を経てこの本を書き下ろしたようだ。特にアフリカ編が凄い。南アフリカが東京、ナイジェリアは大阪、エジプトは京都、コンゴは北海道、モリタニアは鳥取、などアフリカを都道府県で例える解説が笑えた。一筋縄ではいかない 世界中の国を相手に折衝し生き抜いていく為には こんな人が政治家に数人いて欲しいと 本気で思った(⌒-⌒; )日本人の常識は世界の非常識。楽しめました。2016/08/13
たか。
4
かなり大変な旅をしているはずなのに、何だか笑ってしまう。あまり無いタイプの紀行文だな。これはこれで面白い。読みやすいしお薦めです。2013/08/15
たこぶね
3
バックパッカーの筆者が2年半かけて世界を一周したエッセイ。中国で団体ツアーに巻き込まれ、ガーナでラジオに出演し、アルゼンチンの日本人宿で蟹を巡ってじゃんけん対決をする。自分が今後も関わらないだろう世界を少し味わうことができました。欲を言えば、世界地図や旅行の写真も見たいです。2019/11/11
てくてく
3
南米に行きたいという理由で会社を辞め、世界一周の旅にでた記録。あえて面白おかしく書こうとしているのか、また、あえて訪問先については特に調べずに行っているのか、といったあたりに違和感を覚えつつ、しかしそれなりに楽しんだ。2016/03/28
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