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内容説明
かわばたすみれ。小学4年生。
友だちに好きな人がいたことが分かって、バレンタインデーに
ちょっぴり置いてけぼり(?)だったすみれちゃん。
今の名前「川畑菫」と、そうなっていたかもしれない名前「藤井菫」、
自分の名前をいろいろ考えて、つい涙が出ちゃったすみれちゃん。
大切な人の意外な一面を見て、
普段考えないようなことも考えて、
一生懸命なすみれちゃんの毎日です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
49
すみれちゃん・・名前の通り外見から想像の付かないような濃いエネルギーを秘めて今回も私の心をとろかしてくれた。あぁうちの孫もこんな風に育ってくれないかなぁ。ちょっととろくさいけれど自己主張はしっかりできる・・イジメたりはできないだろうけど、イジメられない子供でいて欲しいなぁ。昔なら勉強するんやで!が、今じゃイジメられんようになと。なんか団体行動の出来ない個人が学校に閉じ込められているような・・ 2018/06/07
いっちゃんず
15
前巻までと変わらず明るく前向きな小学4年生すみれちゃんのお話。この巻は泣くことはなかったものの、やはりジンと来る場面はいくつかあった。で、読んでいてふと、今まで読んだ瀬尾まいこさんや宮下奈都さんの小説との共通点を感じた。例えば、テーマの中心が家族。基本的に優しい登場人物。大人びた面を持つ子供。大人になりきれず、それでも大人としてふるまおうとする大人。失望からの再生の積み重ね。等々。読後感も似ていると思う。2015/02/05
hydrangea
6
第16話の名前の由来エピソードにやられてしまいました。菫ちゃんを取り巻く大人たちの暖かさ、優しさも胸を突きます。2014/09/07
けいこ
6
すみれちゃんのまわりの大人は子供を子供扱いしないで、対等に接している。そこが良いです。時々心が洗われる場面があって、素敵な漫画です。2014/05/11
JACK
5
☆ 小学四年生のすみれがいろんな人と出会って少しずつ大人になっていく優しい物語。野良猫の「社長」が身体を壊しているのを何とか助けようとするすみれ。でも、獣医さんに診てもらうにはお金が必要で、その金額は小学四年生には払えない額で…。他にも給食を作ってくれる栄養士のおばさんとの触れ合いや、すみれが生まれる前に亡くなったおばあちゃんの話、クラスメイトのバレンタインデーの話、すみれの名前の由来など、優しくて切ないエピソード満載です。2013/06/19