内容説明
国語ができなくて本当に困っている子に救いの手をさしのべることをライフワークにしてきた著者。これまで30年間で5000人以上の生徒を指導。その中で、国語の力を最短でつける、これしかないという学習法(指導法)を確立、実践してきた。それが、本書で紹介する、国語問題集の問題文を要約する学習法、すなわち“要約文学習法”なのです。
目次
1章 最速九〇日で一気に国語力を高める「要約文学習法」(本当に国語ができるようになりたいですか? 国語力を高めるもっとも効果的な方法“要約文学習法” ほか)
2章 要約文学習法の効果を高める基本中の基本(要約文学習法七つのルール 「文のねじれ」をなくすことも要約文の基本 ほか)
3章 要約文を書いてみよう(まずは短い文章からはじめよう 指示語問題も決め手は要約力 ほか)
4章 国語力を高めるもう一つの方法「語彙力アップ」(語句の意味を調べよう!)
5章 テストの点数をすぐに二〇点上げる五つの方法(親がしてはいけないこと、親がすべきこと 「文中に答えがある」はウソ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koheinet608
6
国語が出来ない気持ちは嫌というほどわかる。 この本は小学生ぐらいの子がいる親御さんに読んでもらいたい。筆者は国語=要約力と考えている。1500人の指導実績があるだっけあって非常に説得力がある。 要約力は、書き手の言いたいことを掴み、文章の論理構成を把握しないと、なかなかうまくならない。しかし、練習すれば、誰だって要約力がつく。この「力」は、話す、聞く、書く上でも非常に役立つ。 私は、このことに大学受験の時に気づき、ひどく国語力を上げるのに、苦労した経験がある。だから余計、要約力の大切さがわかる。 2017/12/02
mami
3
◆図書館◆2017/12/27
void
3
【★★★★☆】概ね同意できる。一文単位から段落要約まで。文体の統一といった基本から、呼応の副詞・接続詞といった形式的な作法にも注意を促している。あと「問いが読めていない」という指摘も尤も。何を聞かれているのか忘れて本文ひたすら探しているというね…。 要約練習ってすごくいいんだけど、それを主眼において自学で使える本が見当たらない。(本書にあるのは『学研パーフェクトコース読解』くらい。)お願いだから一冊物してくれないかしら。2014/06/06
やま
2
要約をどうさせるかが問題だ。高校生以降の人はどうしたらよいのか。。2016/07/02
どこかの国語教師
2
解放のテクニックを身につけるよりも、要約を徹底的に指導することで力をつけさせよう、という方法論。本書の内容を問題集にしたような本が欲しいのだが。要約の重要性はあちこちで指摘されているのに、訓練する本が皆無に近い。2015/02/28