内容説明
ワケあって夜間高校に入学した僕、杉本新樹は、クラスの異様な雰囲気に圧倒されていた。
服装も年齢もばらばら。
中には四十代とおぼしき中年男性も混ざっている。
こんなクラスに溶け込めるのだろうか…。
激しい不安にさいなまれていると、そこに入ってきた担任教師―通称・現状維持先生―は、生徒以上にツッコミどころ満載の人物だった。
そんな中、新樹はとびっきりの美少女がいることに気がついた。
佐野ひのせ。
赤茶色の髪が特徴的な、スタイル抜群の彼女に、まるでオアシスを見つけた気がしたのもつかの間、ひのせは突然叫んだ。
「私と関わると死ぬこととなる!」しかし、彼女の言葉に嘘はなかった。
それに気がついたときは、もう…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゴローさん
3
現状維持先生が素晴らしすぎる。出番は少ないですが一番印象に残りました。新樹が女の子になっても全然違和感無かったですねwしかしピプルの扱いが!いままではのほほんと物語が進んでいたのにいきなり悲惨な半殺し状態に突入するとは…でもあのシーンが一番好き。新樹の覚醒verが素晴らしい。中身が男でも新樹なら愛せる。エピローグで神ちゃんからのメッセージに書かれてた「たまごの悪魔」とは保健室で泣いてたあの人と予想。って事は次巻で出番があるのかな!?今からワクワクしてます2013/06/18
KUWAGATA
3
伊東ちはやさんは前作の「妹がゾンビなんですけど!」が個人的に当たり作品だったので、今作も期待して読みました。全体的にはドタバタコメディなんですが、所々ブラックな描写があったり、この独特の世界観は前作からきっちり引き継がれている感じ。ただ、もう少し推敲を重ねて欲しかったというか、未完成品を読んだようなモヤモヤ感も。キャラが前半後半でブレたり、そういうところが散見されたので、そこがやや残念です。とはいえ十分楽しかったので、続きが出たらもちろん読んでいきたい。ピプルが可愛かったので、あの扱いには泣いた(笑)2013/05/28
RVII
2
天界を追い出された天使の主人公が吸血されて呪いで女体化してしまう話。吸血シーンのエロさと日常パートは好みに合ってて好きだが、物語自体は微妙かな。前半のセリフで「~ぁああああ」とか「~ぃいいいい」みたいのが多くて、ちょっとね…。あと、途中から登場する下級天使が顔の原型が無くなるぐらいド突き回されるシーンに興奮したのはここだけの秘密。2013/05/23
takave
2
妹ゾンビの時も思ったけど独特の作風だよな。無駄に脱力させられるというか、話の筋なんてゾンビにでも食わしておけという感じ。あ、何故か女の子に性転換するのは良いと思います。2013/05/17
ぺてがり
2
実は天使な主人公がヴァンパイアヒロインに血を吸われたことにより女の子になって、ドタバタしながらヒロインとその姪を救おうと頑張るお話でした。全体的にお話がちぐはぐで、登場キャラの使い方もあんまり上手くなくて、個人的にはちょっと微妙かなと思いました。TSモノとしては、このお話でTSすること自体にはあまり意味を感じませんでしたが、TSネタもそれなりに挟まれていたので、まあまあ楽しめたと思います。2013/05/11