集英社文庫<br> 伏流捜査[捜査シリーズ]

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集英社文庫
伏流捜査[捜査シリーズ]

  • 著者名:安東能明【著】
  • 価格 ¥555(本体¥505)
  • 集英社(2013/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087450590

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内容説明

“生活安全特捜隊”とは、風俗や少年犯罪、サイバー犯罪まで、あらゆる事案を追う警視庁の一組織である。結城公一がその“生特隊”の班長となって3年目。渋谷のクラブで脱法ハーブが売買されているとの情報がもたらされた。売人は、子供たちにダンスを教えている男らしい。クラブ摘発に市民から反発の声が上がる中、結城らは男の行方を追うが……。生特隊の刑事たちが活躍する傑作警察小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
生活安全特捜隊シリーズ第3作です。3年目になった班長がさらに面倒な事件に巻き込まれます。今回は2つのはなしで短篇というよりも長編に近い中編です。ひとつは子供を使っての違法ハーブ売買の話。もう一つは介護ホームでの年寄りがかかわる話で両者ともに最近の世情をうまく取り入れている感じです。さらに4年目があるのでしょうか?2021/07/06

papako

46
続いて。いやー、良かった。どんどんよくなってきた!結城班の4人の息もぴったり。今回は中編がふたつですが、どちらもやるせない。小さな手がかりから犯人をあぶり出し、さらにそこから先を手繰り寄せる執念と丁寧さがいい。『遊び足りない』ほんとやるせない。次の特養での事件もやるせない。逃げ場のない老人への虐待。その理由がまたやるせない。そして同じ苑で起こった使途不明金と振り込め?詐欺。結末は描かれないけれど、子供に見放された老人の気持ちがやるせない。ほんとやるせない。。。2015/06/01

えみ

30
信じられない、信じたくない現実を突き付けられた脱法ドラッグ捜査。孤独に付け込む犯罪、弱者に牙をむく心の闇が招く特別養護老人ホームの隠された真実。警視庁生活安全特捜捜査隊の班長・結城公一警部が仲間と共に実直に職務を遂行する警察小説。連作中編を2篇収録した生特隊シリーズ第三弾。それに伴い結城も3年目の特捜隊に!警察小説としては華やかさに欠ける。けれど、表に見えている事件の奥底に本当の事件、物事の本質がある…と粘り強い捜査を続ける結城班メンバーの連携は見事。リアルな現実社会の闇が垣間見える結末、他人事じゃない。2020/06/12

ねこまんま

26
三作目。 ドラッグ、ネグレクト 介護施設問題、どれも深刻、そしてありそう。 なかなか読み応えはあったけど、もっと結城の家族の問題にも触れてほしかった。 前作で、徘徊する自分の父親をいきなり連れて帰り、その後妻に丸投げしておいて、なんとなくうまくいっているのが信じられない。 この奥さん、どうかしてるんじゃないの? 相変わらず特捜隊のメンバーの息も合っているし、若手はそれぞれ成長しているし、これも続編が出ることを期待しています。2015/06/17

25
う~ん、高齢者施設のお話し(>_<)子供がいない我が家、他人事とは思えません。ドラッグ&ネグレクトも身近にありそうです、3作目も地味に淡々と書かれてます。結城さんが内海さんに対してちと強くなったような(^^)シリーズ続くと信じてます♪2015/04/14

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