内容説明
日本はきっと復活する――。そのためにまずは危機の本質を見極め、この国を前に進めるための意識改革が必要だ。「本物の知性」を生む教育、息苦しさを打開する政治、「脱ガラパゴス」の“ものづくり2.0”……。時代が変ればルールも変る。固有の長所を活かしつつ、世界基準から外れた古い制度や思い込みから脱却するべし。目覚めよ、日本人。甦れ、日本! この国を愛して止まない著者が教える、新時代を生き抜くヒント。
目次
第1章 現代の「黒船」の正体
第2章 「本物の知性」を生む教育
第3章 「発信者」をつくるための教育改革
第4章 「息苦しさ」を打開する政治
第5章 日本の“弱さ”は、同時に“強さ”でもある
第6章 頑固な日本の「吸引力」
第7章 自分たちで勝手に動くしかない
第8章 国家の生理と原子の倫理
第9章 新しい「幸福」の条件
第10章 すべての道は日本に通じる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フジマコ
25
最近よく言われていること、日本人は『こうする事』が分かっている場合には力を発揮できるが、偶有的で『どうしたらいいか判断できない事』については力を発揮できない、と。高機能を客一人一人に個別で最高のサービスを提供することが客が望むことをと考えてきた私達の考え方を変えなければいけないとこの本は言っているように感じました。もっと言えば、子供達に我々が受けてきた我々が良しとしてきた教育を受けさせるのはやめよう、一つしかない答えにたどり着く教育ではなく、自分なりの答えを見つけ出せる人間になってもらえる教育をしようと。2014/01/13
kochanosuke
18
ざっと一読。林望さんとの対談本でファンとなり、以来Twitterなどで緩く追っかけ中の茂木健一郎さんによる日本の針路論。ヒントに満ちている。ゆっくり読み返したい。分かりやすくない(読者に媚びない)ところがいい。注釈みたいなものを一切省いて一文が短いTwitterでおなじみの調子だから一読はスイスイ行けた。でも再々読は必至。2013/05/03
あちゃくん
16
日本に対して固執しすぎずバランスを取りながらってところが、新しい日本の愛し方なのかな。2013/10/14
calaf
12
日本を愛する気持ちは大事だけれども、それにこだわりすぎるのはよくないという感じかな?国家は国民に必要である(少なくともそうであった)が、国家に囚われすぎていては進歩(さらなる幸福)はあり得ないという感じ?2013/05/17
太田青磁
11
日本文化は独自のもので文明ではないという認識を感じさせてくれる一冊。平易な言葉で書かれているが、内容をきちんと理解するのは難しく感じる。・和製漢語は明治人が漢文の素養を駆使して生み出した偉大なる遺産・入試を個人の判断を介在させない形で行う・日本語でしか表現できない繊細なニュアンスの地層を捨てることはおろか・最も大事な観点は政治・あるべき日本だけでなく日本の現在に目配り・日本的生活スタイルは安らぎをモティーフとする・日本の大学ではグローバル化の時代に必要な批判精神が身に付かない・幸福というものは主観的なもの2013/05/08
-
- 電子書籍
- 転生した偽り姫は皇太子殿下のお気に入り…
-
- 電子書籍
- グランダー武蔵(9) てんとう虫コミッ…
-
- 電子書籍
- マンガで簡単! 女性のための個人型確定…
-
- 電子書籍
- おかんの昼ごはん 親の老いと、本当のワ…
-
- 電子書籍
- ひまわり!! それからのだいすき!!(…