内容説明
仕事で山陰の田舎町へ来たラーメンフリークの勝間は、寂れた駅前食堂で絶品のキノコラーメンと出会う。だが最高級食材を使った一杯の“神の味”を知った代償は大きかった……。表題作ほか、女の色香が隠し味「禁断のサラエボ豚煮込み」や冥界レストランでしか味わえない「究極のフレンチフルコース」など、驚きの味覚が体感できるグルメ小説6編収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうこ
26
着想に関しては、こおゆう世界感もアリだと思うので特にはなんとも思わなかったけど、とにかく文章が読みにくい。話の内容も唐突で流れが掴みにくい。誤字脱字?とか意味の間違いとかもあるし、編集の段階で気がつかなかったのかな?文章の言い回しも私には合わない。読んでる間中終始イライラ。2013/04/21
hnzwd
24
タイトルと表紙のインパクトにひかれ読んだのですが、、中身はちょっと違った感じ。不条理系な話もありの短編集でした。中にはホラーっぽい話もあり。。他作品を読むかは要検討。2015/11/27
nyanlay
9
以前に単行本を読んでいた事をこのドクメで知りました…。今回は文庫本。前回の感想とそんなに変わりはなく、食中心とした短編集。最初の『神様のラーメン』、表題作は割と読めたけど、それ以外は結構難儀しながらの読了。2015/11/08
ソフィア
5
レビューの評価が高くなく不安だったのですが、私は好きです。私も「ラーメン」に惹かれたクチでした。美味しいラーメンを作るために修行するのかな、とか。そのため第一話目は少し戸惑いました。「ランチのアッコちゃん」のような話を想像していたら、期待外れになるでしょう。しかし、これは紛れもなく食べ物の話です。美味しさを求めていない食べ物の話です。作者が70代なだけあって、小ネタが豊富。文章自体は難解な漢字を使っているわけでもなく若々しいものなので、小ネタを楽しめるどうかが好き嫌いの境目になるのではないでしょうか?2014/04/24
ぴょる吉・アンジェリーナ・Y
4
何がびっくりってこの小説が73歳のじいさんのデビュー作って事。 世の中には、隠れた才能ってのがあるもんですな。かなりシュールな作品集で、不条理な話も多いですが、面白いです。2013/06/16