- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
万国博覧会開催に沸く大英帝国絶頂期の倫敦。
突如大気圏外より飛来した三脚砲台は華の都を一瞬で地獄に変えた…!!
孤児院で暮らす少年・オリバーは混乱の中、上流階級の少女・アリスと出会う。
押し寄せる圧倒的絶望の中で、交わるはずのなかった二人の運命は次第に交錯し……
空想科学小説の古典が奇才の筆を得て鮮やかに蘇る!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラシニコフ
22
軍人スゲー、と思ったらそうでもなくて、お嬢様が意外に意識高い系だったり、まあ絵柄は好きではない。けど、展開は超好き。 ★★★☆☆2016/03/07
眠る山猫屋
17
ウェルズへのオマージュ? だが、一筋縄ではいかない、さすが小原作品。ロンドンの暗部から物語は始まる。まだ正体の見えない侵略者と、自己保身に走る人間たちどちらが怖いのだろう。サー・ロリスのような人間もいれば、院長のような男も。少年少女(と宇宙人?)の旅は何処へ向かうのだろう。2013/09/10
JACK
11
◎ 万国博覧会開催に沸くロンドン。孤児院で子供たちのリーダーとして暮らす少年オリバーは、院長に殴られ、床下に閉じ込められた。どれだけの時間が経ったのか、気が付いて外に出た彼は、巨大な三本脚の機械が街を蹂躙している姿を目撃する。その脚は地響きを起こし、身体から生えている触手は馬車や人間を軽々と持ち上げ、その砲撃は建物を壊していく。何が起こっているのか分からないまま、オリバーは逃げる。そして、上流階級の少女、アリスと出会うのだった。火星から来たという三脚砲台がもたらす圧倒的な絶望感の中、2人の運命は…。2013/08/13
きまたよ
7
HGウェルズの宇宙戦争をベースにしているようで、舞台は産業革命後のLONDON。主人公は施設長に虐待されていた孤児と、貴族のお嬢様。突然、3本足の機械が人々を襲い喰らいだす。外殻の中は生体機械?、操るのは人間もどき(額に印があり、おへそがない)。物語はベースのものとは異なる。逃げ惑い、仲間の裏切りにもあい、行き着いた先の人々は火星人と共闘し、英国政府と交渉しようとしている。画調は「サトラレ」の、佐藤マコトさんに似ていて好み。2015/01/04
斑入り山吹
7
ブックオフで目が合う。元ネタの宇宙戦争がそもそも古いから、時代がかった設定がエキゾチックで面白い。トリビュートなら梶尾真治の「清太郎出初式」を思い出す。主人公たちの設定が話に引き込んでくれる。うむ、なかなかおもしろい、続きも手に入れよう。結末はウェルズと一緒かな?2014/12/22