内容説明
人を斬りすぎたのか。強すぎる刺客、晴気竜行(はるけたつゆき)を無数の刀が狙う。同僚を斬られた高鳥源太は藩命を帯び、伯父を殺された左文字一角(さもんじいっかく)も狗(いぬ)と鷹(たか)を連れ、竜行との結着を願う。そして盟友だった兵庫の謀殺には驚くべき真相が秘められていた。剣に己を託す男たちの慟哭譜(どうこくふ)。北方剣豪小説の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずまん
3
剣豪小説。 日向景一郎シリーズに感触が少し近い。 主人公が完全体過ぎ。亡き友が、完全さを崩すようだが。 もう1人の主人公の明るさが救い。 結局、虚無感が強くなりすぎるのか。北方剣豪小説。 独り群せずのように、剣の使い手であっても、虚無でないし。 剣豪に焦点合いすぎてるのか2014/10/22
tai65
2
星4つ2014/03/22
いつでも母さん
1
北方先生の作品はほとんど苦手なのだがこれは完読。特に下巻は一気に読了。突っ込みどころも多々ではあったが、面白かったです。自分の作家の『食わず嫌い』も直すか?2014/08/03
大吉
1
ザ☆殺伐! やっぱり大義が、とか志が!とか言ってほしいよねー。2013/08/03
ぐ〜ち
1
どんどん幕府の中枢に向かい強大になっていく敵たち。圧倒的な物量に立ち向かう剣客二人。最後は何のために闘うのかわからなくなってきて、読後感もすっきりせず何となく疲れた。一気に読ませる筆力はさすがだが、後味悪し。2012/04/09