内容説明
江戸で相次ぐ怪事件。広島藩の京嵐寺平太郎は、幕府の命を受け解決に乗り出す羽目に。だが事件の裏には、幕府に怨念を抱く僧の影が……。三つ目入道ら仲間の妖怪と立ち向かう、妖怪痛快時代小説、第1弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
108
もののけ侍伝々1作目 2013.03発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。 鬼の風、戸隠の若殿、式鬼神(しきがみ)、飛緑魔(ひのえんま)の4話。 備後三次に生まれ、妖怪と一緒に住む京嵐寺平太郎が、幼馴染の妖怪大将、狐の妖怪・おきんなどと一緒に、妖怪や鬼を退治する物語です。 この物語は、著者が備後三次(広島県三次市)に伝わる妖怪伝説「稲生物怪録」をヒントとして生まれたものです。 絶世の美女の妖怪がでたりと、読んでいて面白いです。 妖怪の小説を読むのは初めてですが、楽しかったです。2020/10/13
はらぺこ
30
人間と妖怪が事件を解決する時代劇です。このタイプの話は色んな作家さんが書かれてるので、宇宙人や恐竜が登場するぐらいの内容じゃないと他作品との違いが出ない気がします。 今のところ可もなく不可もなくですが、黒幕の正体が誰なのか気になるので続きが楽しみです。2017/04/06
ちげー
15
今まで読んだあやかしとは違っていて、時代小説はあまり読んだことがないけど、意外と面白かった。 たまにはこーゆーお話も楽しいかも。2021/02/21
秋野もみじ
12
痛快妖怪時代劇な感じ。小難しいことはなにもなく、分厚くもないので、さっくり気楽に読める。はっきり言って、京嵐寺自身は普通の人間だし、特別な力は、妖怪に対して肝が座っていて驚かないことくらいなんだけど、妖怪大将の性格が良いし、おきんやおばばも凄い力あるくせに、そこまででしゃばらないから面白いのだろな。次も楽しみ。2016/06/10
一五
7
「稲生物怪録」🎶をヒントに書かれたとか。舞台は出来てるのに、役者がちゃんと動けてない感じ。シリーズ一作目だし… これからかな。 怖がりな三つ目入道と、妖刀茶丸は面白い2022/07/14