出版社内容情報
ドイツ語学者・関口存男(1894-1958)が独自の言語観にもとづき、ドイツ語について展開・実践した文法理論(通称・関口文法)について全3巻で紹介。第1巻の『関口存男の言葉』では、関口の「言語観と人間観」、そして(その「言語観と人間観」にもとづいて展開された)「関口文法」において重要視される「文法現象」を、数多くの著作の中から精選し、関口の「生の言葉」で紹介する。
続刊第2巻『関口存男 前置詞辞典と文例集』、第3巻『関口文法の解釈とその発展の可能性』予定。
目次
第1部 関口存男の言語観と人間観(文を作るための文法;人類共通の「意味形態」;「事実」と「事実の考え方」と「言語表現」―「意味」と「意味形態」その1 ほか)
第2部 関口文法の注目する言語現象(言語について;「意味」と「意味形態」その2;さしずめ性(zun¨achst und zumeist) ほか)
第3部 関口存男の言葉(言語と思想;「文化語学」と「実用語学」;「朗読文学」について ほか)
著者等紹介
佐藤清昭[サトウキヨアキ]
1948年東京に生まれる。1973年立教大学文学部ドイツ文学科を卒業。同年立教大学大学院文学研究科修士課程に入学。在学中に文部省(当時)の外郭団体「日本国際教育協会」より奨学金を得て、ドイツ・テュービンゲン大学に留学。エウジェニオ・コセリウ、江沢建之助両氏のもとで一般言語学・ドイツ語学を専攻。1980年立教大学大学院文学研究科修士課程を修了。1985年ドイツ・テュービンゲン大学一般言語学科エウジェニオ・コセリウ教授のもとで博士号取得。国立大学法人浜松医科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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