内容説明
被災地は、来る超高齢社会の縮図。今、やらなければならない──。
東日本大震災から1カ月半後の4月中旬。現地から被災状況についての報告を受けた武藤真祐は、そう覚悟を決めた。
まもなくして高齢先進国モデル構想会議のメンバーとともに石巻に入った武藤は、避難所が閉鎖される9月までに、現地で在宅医療を提供できる体制を作らなくてはならない、と確信した。それは、たった4カ月で石巻に診療所を立ち上げ、石巻の被災者たちに在宅医療を届けるという無謀な「挑戦」への入り口だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
creocat
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★☆☆☆☆ エゴ丸出しの自慢話2013/06/07
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被災直後の石巻、高齢化率60%、来る超高齢化の縮図。在宅医療のノウハウ、医療・介護・福祉の連携、医療ICTの活用による在宅医療の充実、これをかなえるために、自ら石巻で診療所を開業する。2016/02/16
zero20131123
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読んでいて、意思のあるところには道が開ける。組織はリーダーの器以上に大きくならない。という言葉を思い出しました。現状をなんとかしたいと集まった人々の思いがあったからこそ短期間でここまでできたのだと思いました。また、武藤さんのようなリーダーがいたからこそ成り立ったのではないでしょうか。 ただ、被災地は,来る超高齢化の縮図だ。という言葉は極端すぎるのではないかと思いました。超高齢化は年単位で起こっていくものであり1日単位で急激におこるものではないので…2013/12/07
Neko*2
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これに出てくる富士通の人のことは、別の記事でも読んだ。何度も涙が込み上げ、胸が熱くなった。2013/04/05