IOC―オリンピックを動かす巨大組織―

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IOC―オリンピックを動かす巨大組織―

  • 著者名:猪谷千春【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 新潮社(2013/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103334910

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内容説明

十億人とも言われる観戦者、放映権やスポンサーシップに絡んだ巨額マネー……。“世界最大の祭典”オリンピックを操るIOCとは何者か? 三〇年にわたり委員として精力的に活動し、副会長も務めた著者が、その知られざる全貌を明かす。サマランチ元会長の独裁体制の功罪、大阪の五輪招致失敗の真相など、秘話も満載。

目次

第1章 サロンへの仲間入り
第2章 IOC委員は忙しい
第3章 サマランチ革命の功罪
第4章 IOCの試練
第5章 長野オリンピック招致の裏側
第6章 東京に再びオリンピックは来るか
第7章 今、考えるべきこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

117
オリンピックは政治の道具にされてはならないが、大きな大会になるほど無関係でいられない。財政面など政治の助けを借りることも少なくない~…平和な世の中では成り立つ祭典。過去には人々の争いに翻弄されていた五輪が、ウイルスに振り回されている。それぞれの立場で考えは異なり、何が正しいのか言い争いが起こっている。…本書は東京五輪決定直前に出版されIOC の表裏が記されている。組織が健全でなければ、祭典は有事に歪んでしまう。…アマチュアからプロ化、質素倹約から商業化、利益か安全か。今回が見つめ直す起点になることを願う。2021/06/12

おかむら

36
IOC委員を30年務められた猪谷さん(元スキーの銀メダリスト&外資保険会社社長)が2013年招致決定前に書かれた本。このところオリンピックの裏歴史、権力と金の本ばかり読んできたので一服の清涼剤のようでした。IOCが上流階級のサロンのようなのも成立ちと栄誉職だと捉えれば納得できるわ。オリンピック4年に1回だし普段なにしてんの?って問いの答えは、わりと忙しい。大変だわ。サマランチ会長やロゲ会長の人となりとか楽しい! そしてここでも堤義明は悪〜な感じ。でも猪谷さん人格者なのであからさまには書いてないけどね。2018/04/25

スプリント

11
もうそろそろオリンピックというスキームは成り立たなくなるのかもしれない。あえて一か所で開催する必要もないですよね。2021/07/31

kame

4
IOC名誉委員となった猪谷氏の現役委員時代の体験談をもとにIOC、JOCやオリンピックについて考察した一冊。特に自国にオリンピックを承知するために各IOC委員がどれだけの時間や労力を消費しているかが分かった。結果を知っている身でも長野大会の招致成功の場面は鳥肌が立った。日本という国、そして日本のスポーツをもっと広めていかなければならないという訴えは、現場で何年も過ごしていたからこそ出来る、鬼気迫るものであった。この危機感をもっと多くの人が持てば、日本のスポーツは大きな変化を遂げるのではないか。2017/05/23

ハローCZO

3
IOC委員をおよそ30年間務めた猪谷千春さんがオリンピックについて語った一冊。 IOCの商業化への変遷やサマランチ元会長の功と罪など猪谷さんにしか書けない事が随所に散りばめられていて非常に読み応えがあると共に勉強になった。 個人的には商業化していった流れに関しては時代の流れに乗ったという意味でポジティブに捉えてるので、改めて変化していく勇気の大切さを感じました。 なんだかんだオリンピックの周辺もサッカー界に似てるなと言うのが最終的な感想ですね。2014/06/26

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