内容説明
中国にワタミを紹介したい、という中国人が現れた。渡邉から直接指導を受け、ノウハウを身に付けて香港に出店。海外進出の足掛かりとなる。事業は教育や海外援助へと広がるが、衝突や後継者問題も持ち上がる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
牧神の午後
4
他人のためにどれだけ尽くせるか、言葉として美しい理念ですが、果たしてそれをどれだけの人間に強制できるか。老人介護・福祉、教育の分野にも積極的に関わり、むしろライフワークとしているように思いますが、理念についていけない人間もいる。組織を拡大する局面では、自分たちと違う価値観でもうまく機能させるようにしないと、ムリを通して道理を引っ込めさせる「ブラック」企業と揶揄されることになる。−−ということを、推進する本人がどれだけ意識しているのだろう。美しい言葉だけで他人を従わせることができるはず、という幻想。2013/10/03
みむら しんじ
2
海外出張中に読了。この本の終盤を読んで驚いた。写真家テラウチマサトにかつて僕も同じ言葉を渡邉美樹が掛けられたからだ。「三村さん、屋久島に行くこと以上に大事なことはありません」。そして、渡邉美樹はすぐにテラウチマサトと同行したらしいが、僕は数年後に屋久島に行った。有機野菜、カンボジアでの100校を超える小学校の建設、孤児院の立ち上げ。夢学校の運営。高齢者施設にも命を燃やす。まさしくこれでもか、というばかりの渡邉美樹伝説だが、そこまで語るほどの夢と事業が詰まっているということだ。食傷気味に読み進めたが、読後に2013/03/17
OMO
1
面白さ:△ 興味:○ 読みやすさ:○ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2022/02/18
笹目ゆー
1
サイドビジネスというか、人のために何かをずっとしてきたという感じ。続編あるとしたら、議員のこととかにも触れるのかな(ないだろうけど2015/09/30
ポケット
1
ほんとにすごい人だと思うけど、働く立場からみたら ついていけない 2013/08/17