講談社ラノベ文庫<br> 終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅

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講談社ラノベ文庫
終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅

  • ISBN:9784063752793

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内容説明

世界が滅亡し、地上が吸血鬼に支配される直前の──最後の春。一瀬グレンが入学したのは、渋谷にある呪術師養成学校だった。学校にいるのは呪術世界では有名な家系のエリート子女ばかり。身分の低い分家出身のグレンは、胸に大きな野心を抱きながらも、クズだと嘲られながら過ごす。だがそんな中、遠い昔に約束を交わした少女の、婚約者を名乗るクラスメイトが現れて――。滅び行く世界で、少年は力を求め、少女もまた力を求めた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

66
蔑まれる分家出身で大きな野心を抱く一瀬グレンが柊家が運営する呪術師養成学校に入学し、遠い昔に約束を交わしながら仲を引き裂かれた本家の少女・柊真昼たちと再会する滅亡前の物語。周囲が一瀬という存在を侮る環境下や、彼らから力を隠すためのグレンの度を越した卑屈な態度がちょっと行き過ぎな印象もありましたが、癖のありそうな柊家の人物や周囲のキャラたちもよく動いていて、何よりヒロインの真昼にインパクトがありましたね。四面楚歌のどうにも楽観できない状況ばかりで、ここからグレンたちがどう足掻いていくのか、次巻が楽しみです。2015/10/17

まりも

46
漫画版は3巻まで既読。グレンが主人公の話。安心安定の鏡貫也作品で劣等生が終盤に俺TUEEEを見せるまでの流れは流石の一言。生徒がドンドンと死んだり主人公の口が悪いと黙示録アリスを読んだ後だと新鮮味を感じれない箇所があったのはちょっと残念だけど周りから散々な目にあっていたグレンが本領を発揮する展開は爽快感があり、それまでに溜まったストレスが一気に吹き飛びました。時雨、小百合も可愛いし今後も楽しみ。漫画版も読むの再開するかな。2014/11/18

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34
第一渋谷高校に入学したグレンたちを中心に描かれている今巻ですが、作品の世界観がとても素晴らしくとても楽しく読めました。ヒロインだと思っていた表紙の真昼の表情がおかしいと思っていたので、読んでみて納得といった感じでした。数字だけで言うと百夜が1番強いという感じに話は進んでいくのですかねぇ。ただ漫画のほうはこの作品の8年後の世界が描かれているみたいなので、リンクしてくる部分もあると思うので読んでみようと思いました。作品の出だしとしては非常に良かったと思うので引き続き次巻を読みたいと思います。2014/01/02

謡遥

34
徹底してるな、と思いました。グレンの卑屈さとか、一瀬への嘲りとか、柊の権力とか、従者の健気さとか。グレンが辞退を受けいれたときは、流石にこいつあり得んだろとか思ってしまったが、それも覚悟の上なのかね。だったらそれ相応の挿話位いれてほしかったてのはある。希望があるのかないのか、まあ世界は滅亡するが。2013/05/30

わたー

33
★★★★★アニメが始まるとのことだったので、まずは時系列順にラノベから。面白かった。世界が滅亡することが決まっている中で、主人公の視点から滅亡するに至る経緯を描く物語。それだけでも十分面白いのに、家というしがらみに捕らえられ、力を求めるしかなかった二人の恋愛模様も面白さに拍車をかけている。グレンと真昼だけでなく、脇を固めるキャラたちも魅力的で、絶望的な未来が待っている中、彼らが生き残ることができるのかも楽しみだ。また、マンガ版とのリンクも気になるので、近々読もうと思う。2015/04/03

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