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内容説明
銀河の辺境において、「若返り」手術の普及を推進する団体が人々の支持を集めていた。団体の名は「ホリーサークル」、そして代表はユウジ・バーネット……！？ 謎の惑星・ホリーサークルに端を発する事件はまだ終わってはいなかった！ そして「若返り」の爆発的普及は、銀河連邦に深刻な危機を生じさせつつあった……！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
7
中途半端な不死技術を持つ敵が、この先、どういう手立てを講じるかと疑問だったが、なるほど、不死の技術を使って、若返りという既得権益を暴き、帝国を転覆させようと目論む展開にまで至るとは、正直思わなかった。実際、国家の転覆には、もはやあきらめの境地にあった格差を埋められるかもしれないという幻想を国民に抱かせることが効果的なのだ。敵であるユウジの記憶がデジタルの海を浸食していくように、人間の願望はじわじわと広がり、帝国を揺るがしていく。2013/09/08
sezmar
5
クランベール懐かしい。二巻で終わるかな、と思っていたら甘かった。個人〜団体様々な強敵と戦ってきたロックにとって最悪最強の敵かも。老い先短い場合失敗する確率はリスクにならない、子作りが減りそうなのである程度のラインで人口が落ち着くかもしれないが、人口爆発になるよね……どう収めるのか楽しみ。2012/12/24
アオイ模型店
2
誰もが不老不死を獲得したら、社会制度が保たない……クローニングや精神の電子化、超能力といったSF風味に味付けされてますが、我々が現実に直面している問題ですね。 しかも、現実と違い老いを知らない力のあり余っている若者ばかりが増え続ければどうなるか……2024/04/08
吉兆
2
あの小物臭溢れる敵キャラが銀河を滅亡させかねない邪神にまでなるとは…。2012/12/27
コリエル
2
殺しきれない男との戦い。電子世界じゃやっぱりセカントフェーズってわけにはいかないよなあ。2012/12/27
