内容説明
「このまま深刻化すれば党も国も滅びる」。2012年11月、こう発言したのは総書記の座に就いて2日後の習近平だった。中国の国内情勢はきわめて危険な状態にある。抗議デモが年間30万件も発生し、中国共産党はその収束に追われている。原因は3つ。「格差」と「権力者の腐敗」、そして、同じ共産党指導部にいた「薄煕来(はくきらい)」がこれら不公平感への処し方を人民に示してしまったことである――。これら3つの原因に焦点を当てながら、習近平時代の中国社会の内実を記す。日本の報道では見えてこない中国インサイドレポート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yasu7777
2
★★★☆☆ 稲沢3098-4312021/09/29
本河透
2
3つのキーワード「格差」「腐敗」「薄熙来」に焦点を当てながら、習近平時代の中国社会を読み解いた。外側から見た中国と内側から見た中国の違い、胡耀邦の影響力等日本の報道では見えてこない中国のインサイド・レポート。中国留学を経験した富坂氏の説得力と分析力が凄い。2013/03/13
guanben
1
習近平氏が党書記に選出された背景、薄熙来氏失脚の意味、改革派とされる汪洋氏の今後など、中国政治のキーパソンとそれを取り巻く政治背景をとってもわかりやすく解説してくれてます。ただ題名に「中国の終焉」ってつけてるのは失敗。内容と全然関係ない。残念。2013/02/02
犬養三千代
1
中国は終わらないように思う。2016/06/14
jack
1
先生 「学期途中なんだけど、シナ君が転校となりました。」 生徒 「えっ~。いなくなっちゃうの。」 先生 「それでは、シナ君に。みんなで、さよならを言いましょう。」 生徒 「シナ君、さようなら。さようなら。」 シナ君 「みなさん、さようなら」 ☆4.6 2015/02/07