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内容説明
人はなぜ、存在しているかという問いかけは、なぜ貴方(自分)は存在しているのかに通じます。この問いかけは誰でも一度はしているはずです。しかし、いくら考えても、答えは見つからず、考えることを諦めてしまった人が多いはずです。だが生きていくうえで、多くの不安や悩みを抱え苦しみます。いずれの悩みもその根本にあるのは、「存在とは何か」なのです。人間はいつか「死」を迎え、「無」になってしまいます。その「無」という恐怖にどのように立ち向かったらいいのか? 存在の意義が分かれば、「無」でなくなり、すべての悩みや不安から解放され、生き方が一変します。これまで、小さいことに「くよくよ」していた自分から脱皮することができるのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
120
人間の存在理由を分かりやすい言葉で探っていく本。一つの考えを紹介するのではなく、世界中の宗教や哲学などバランスよく紹介していく手際に惚れ惚れした。しかも非常に分かりやすい内容で、難解なハイデッガーの思想なども噛み砕いて、説明している。おそらく齋藤さんの教師としての経験が本の書き方にも反映されているのだろう。一番最後に書いてある「賞賛力を身につける」は自分の生活にも取り入れたい。素晴らしいものを心の底から賞賛することで、自分の存在理由を見つける方法で、これができたら人生が楽しくなるような気がする。2016/06/07
ぱんにゃー
15
齋藤先生はいったい何万冊の本を読んでいるのだろう!これで悩みの糸口が見つからなかったら、、、、、「自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」 と6本足のゾウに言われてしまいそうです。ありがとうございます。(コ)2013/04/05
けんとまん1007
13
地元の図書館分館で偶然目にした1冊。自分の中にある齋藤先生の本のイメージと違ったので読んでみた。漠然とした言い方になるのだが、いくらか気分が楽になったように思う。自分自身は欠点だらけであることを、強く認識していて劣等感もある。それでも、興味はいろいろな範囲に及ぶし、いろいろなことに手も出しているつもり。そして、多少なりとも、自分の力を必要としてもらっていることも感じている。それが答えなのかもしれないな。2014/03/06
sin
12
「人はなぜ存在するのか」と考えるのは人間だけである。宗教、哲学、家族(ペット)、組織、神話、著名な書物からの引用でさらりと幅広く様々な考え方を紹介している。著者の豊富な知識があってこその内容は浅く広い。その中でとくに興味を持ったことについては詳しい専門書とか読んでみるといいかな~と思いました。2014/11/11
みんと
12
生きていく意味にターゲットを絞り、哲学の教えや宗教、著者からの提案も含め、多方面からの考え方を比較でき面白かった。 自分一人では行き詰まってしまいそうなテーマだが、こんな考え方もできるんだと頭の中を切り替える良い機会になり少し楽な気持ちになった。2014/02/15