内容説明
「お願い、スイートルームのお客のパソコンを持ち出して」ホテルの同僚の頼みに、トーニーは仰天した。一夜の火遊び中に撮られたあられもない写真を消去したいのだという。客の名はナヴァール・カジエ、フランスの大物実業家だ。メイドとして遠くから眺め、ひそかに憧れていた彼が、破廉恥な行為に及んでいたと知り、トーニーは愕然とした。それでも同僚の懇願に根負けし、嫌々ながら引き受けたものの、パソコンに手をかけた現場を押さえられてしまう。蒼白となった彼女に、ナヴァールは露骨な取り引きを持ちかけた。「君の時間を金で買いたい。断るなら、警察を呼ぶ」■ハーレクイン・ロマンスはおかげさまで2800号を迎えることができました。記念作は、3回にわたってお届けしてきたリン・グレアムのミニシリーズ〈予期せぬプロポーズ〉最終話です。今月も、運命に翻弄される恋人たちの姿をご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirara
1
ホテルの客室係のヒロインは友人に頼まれてヒーローのパソコンを持ち出そうとします。現場を取り押さえられ窮地におちいったところをヒーローに助けられるのですが、自分は悪くないと主張するその根拠は、少し常識が欠けてるような...。ヒーローも変ね、どちらも犯罪じゃないのかしら？秘密があるの、んーそんなバカなことありますかね。そんな変わった人たちの中でヒロイン姉の妹を思う普通の行動にホッとしました。2017/06/12
ととめ
1
お金持ちがボディガード付けて泊まるようなホテルなのに、従業員教育がなってない。情報漏洩・窃盗。あかんホテルです。世間知らずなうえに常識がなく、高飛車なヒロイン。とにかくマザコンなヒーロー。まぁ破れ鍋に綴蓋なんでしょうね。ところで、結婚相手に年齢を偽り続けるって可能なんですかね？2016/03/22
月
0
★★☆☆☆ヒロインが苦労してる割に世間知らずだったりイマイチでした。ヒーローもちっとも魅力を感じないし。2013/10/31
MOMO
0
確かにナヴァール君は偉そうにしている傲慢兄ちゃんではあるけれどね、トーニーちゃん。あんた自分が犯罪を犯したってぇことをちゃんと自覚してる？たとえ、よしんばジュリーちゃんの言ったことが１００パーセント真実だったとしても、あんたのしたことは犯罪なの！で、それを見逃してもらったうえに、自由はないものの高額の報酬付きお仕事まで提供してもらっといて、感謝するどころか文句タラタラって…おまけにナヴァール君の生い立ちや、自分の親や姉妹の状況をオール無視して、住む世界が違うとほざきまくるあんたの脳みそはどうなってるんだ？2013/02/07
