エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界

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エキストラバージンの嘘と真実 スキャンダルにまみれたオリーブオイルの世界

  • 著者名:トム・ミューラー【著】/実川元子【訳】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 日経BP(2015/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784822249281

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内容説明

健康・美容にいい油として注目されているオリーブオイル。ところが、オリーブオイルの最高グレードである「エキストラバージン」の名が冠されていながら、中身は精製オイルやオリーブ以外の原料からつくった安いオイルが混ぜ込まれているケースが相次いで発覚。
筆者はスキャンダルにまみれたオリーブオイル業界の実態を赤裸々に描く一方、業界全体が目指すべき方向性を提示。紀元前5000年から今に至るまで、人々の生活、宗教、政治、戦争と深く関わり続けてきたオリーブオイルのことを深く知れば知るほど、おいしさ、健康効果などの魅力を存分に楽しめるようになります。食に関心のあるすべて人たち必読の内容です。

目次

プロローグ エッセンス
第1章 世界一の産地の苦悩
第2章 汚れた業界
第3章 聖なるオイルと悪魔のオイル
第4章 体が喜ぶオリーブオイル
第5章 工業生産されるオリーブオイル
第6章 オリーブオイル革命の萌芽
第7章 オリーブオイルのニューワールド
エピローグ 神話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

37
オリーブオイルにしても他のオイルにしてもずっと気になっていたのが精製の過程で使っている溶剤。何しろ商品には表示義務がないから、使用されているかもわからない。そんな疑問がありましたが、オリーブオイルには、もっと深刻な闇があったことにショックを感じます。安全には、それなりの対価があるものということです。少し無理をしてでも、商品の選別には注意をしたいと思います。2018/03/17

Koning

26
食品偽装の一番酷い所がオリーブオイルですよー。という告発本という感じかな?実際エクストラヴァージンと銘打たれたラベルの数を 考えるとニセモノの方が多いんだろうと想像つくんだけれど、まさかのイタリアの惨状(汗。そして逆に新興生産国(オーストラリアやアメリカ)がちゃんとしてる率が高いとかワインとか日本食関係(日本米に日本酒、醤油なんか)の現地生産を彷彿とさせる所で考えさせられる。それでも真面目にやってる人たちの新たな取り組みの紹介で明るい未来を期待させつつも、そこでもやっぱりインチキ野郎共の事が書かれて(続く2014/02/03

kubottar

17
食品業界の闇ですな。しかし内情を聞くと何も食べられなくなるジレンマもあります。消費者はバカのままでいいわけはないですが、だが現在「食」は安ければイイという風潮なので、変わり様がないですね。2014/02/15

kenitirokikuti

8
オリーブオイルについての本である。著者はイタリア在住の米国人。ワインに比べると、オリーブ油は「クリーン」ではないらしい。製造方法も、ようするにフレッシュジュースなので絞って鮮度があるうちに使うだけ。オリーブの木はアルプス以北では育たないため、どうしても北方では古くなってしまう。ビンゲンのヒルデガルトも、オリーブ油については「苦い」と素っ気ないそうな。ゲルマン人は獣脂とビール、地中海人はオリーブ油とワインである。2018/03/17

メルセ・ひすい

8
オリーブ油とは…「憎しみよりも愛情が強すぎるから殺してしまう。」 我々がオリーブ油にしてきたのは正にそんなもの」『手にオイルを塗る』『オイルを利かす』とは収賄。賄賂を贈ることの隠語だっ。オイルとは不正行為と同義語なのだ。偽装オイルが横行する、オリーブオイル業界の実態を赤裸々に描く一方で、「エキストラバージン」の復権を目指すオリーブ生産者、化学者、料理人たちの活動にも注目し、業界全体が目指すべき方向性を提示する書。良いオリーブオイルの選び方あり。2013/02/24

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