内容説明
生まれ持った『天恵』でお国のために戦うことを夢見ていた鬼島九郎。しかしニッポンは敗北、アングリアの属国となる。現実を受け入れられない九郎だが、かつての仲間たちに背中を押され、戦勝国アングリア人御用達の『マグノリア・ホテル』でなんとか働けることに。でもこのコンシェルジュって……何？ 吹き荒れる攘夷の嵐！ 『Ｌ』なお嬢様方の無茶振り!! そして夜ごと聞こえる幽霊の囁き?? それでも決して「ノー」とは言えないラブコメ、麗しく開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
makersat
9
発売当時以来の再読。決して「ノー」とは言えないラブコメ、というのは何か間違っていないか。ラブコメ要素がないとは言わないが、どう考えてもラブコメメインではないのではないかと…… 倭国ニッポンに生まれた麒麟児、炎の天恵を操る鬼島九郎が主人公のハーレムホテルマンバトルファンタジー、とでも銘打てば最もしっくりくるのではないかな。内容としては前述したテキトーな煽り文句の通りではあるが、コミカルな文章の中にも、心に重くのしかかる深い悩みが内在しており、色々と考えさせられる。三郷鈴架嬢が一番可愛いと思う。九郎も可愛い。2015/05/24
シュエパイ
9
戦争に負けて、自分の未来を失った少年が再就職した先は、高級ホテルのコンシェルジュでした、っと。ミセスハラガンの、終わりの無い旅に終止符を打つ様子が一番良かったなぁ・・・♪そして、Lのお客様であるエイミーチャンたちは、結局残ったのかな？次の巻も、ハチャメチャに働かされてる彼の姿を、楽しみに待つのですよ。2012/10/11
ごぅ。
7
ドタバタ大好きです。ローラ・ハラガン様も好きです。。アンジェリカの理由や攘夷の波などまだまだ気になる気になる。。2012/12/18
ころん
7
天恵(異能)で国のために戦うことを目標に生きてきた九郎だが、ニッポンは降伏を宣言。路頭に迷うが紆余曲折あり、戦勝国であるアングリアの貴族・紳士御用達のマグノリア・ホテル(幽霊付き)で働くことになる。一風変わった世界設定とたくさんの登場人物に戸惑ってしまうけど、把握できてくると面白い。日本のようでどこか違うニッポンを舞台に、ホテルでコンシュルジュとして働きながら自分はこれからどうやって生きていくべきか悩む男の子の話。天恵の生き残りとかアンジェリカの過去、ホテルの秘密など気になることいっぱいで続きが楽しみ。2012/11/02
マッキー
6
なかなか面白い設定ですね。シリアス展開が期待できますが、舞台をホテルにしていることから、どのように展開させるのか楽しみです。今度は中途半端にならないことを期待してます。しかし、どの子がヒロインなの？イラストでは杜若とレジーナがイケてますが。2012/10/06
