内容説明
桂治療院に大怪我をした男が運び込まれた。清治と名乗った男は手術で一命を取り留める。しかし、傷が癒えても清治は治療院から出ようとせず、居候を決め込む。料理、棚の取りつけに庭掃除と気がきく清治に桂治療院は大助かりだが、五郎政はその正体を怪しむ。折しも、江戸市中には盗賊「鬼ざくら」が出没。武家商家の区別なく、手当たり次第に荒らし回っていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
15
良く知られた江戸時代の身分制。もちろん不条理ながら、これによって秩序が保たれていた面も?そしてだからこそこんな話が出来てくる? (^_^;;;2015/02/03
みちゃこ@灯れ松明の火
8
読むまでは表紙の意味が解らず「何があった?」と思ったらそういう事だったのか。千鶴先生、いい仕事してるよなぁ。清治も落ち着くところに落ち着いたし良かった。また新しい圭之介が出てきた事で8巻まではそろそろ終わるのでは?と思ったがまだまだ続きそう。良かった♪。次巻でシリーズに追い付く。2015/09/04
mahiro
8
江戸の街に一人で診療所を営む女医の事件帖。主人公が女性故に岡場所の女達や理不尽な扱いを受ける女性の描写も同情的だ。たまにはほわっとした捕物帖もいい。『初嵐』が好みだった。2015/06/10
さゆき
3
図書館からの借り物。藤原さんのお話しでこのシリーズが一番好きなのだけど、今回も千鶴先生と求馬さまは進展なかったな~(((^_^;)もう9巻なのに。でも、今回は今後も活躍しそうなキャラが増えたし、新展開もあったので、次巻に期待かな?2013/01/13
豆狸
2
千鶴と求馬はどうなるのだ?2014/02/22